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これから、彼と  作者: 栄吉
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8話②

「この間来た転入生の様子はどうだ?」


ヒナの作ったおつまみをたべながら、俺は聞く


「様子はどうだ?ってどういう意味?」


「珍しい時期に転入して来ただろう?」


伊集院(いじゅういん)はヒナに怒鳴られてから、何の動きも見せていない。ヒナに怒鳴られたのが、よほどショックで落ち込んでいるのかなと思ったが、そんなわけはない。水面下で何かしらの動きをしているに違いない


「頭も良く、スポーツも出来るし、イケメンだし、コミュニティ能力も優れているみたいで、もう、みなと馴染んでいるよ、それに、なんとなく…」


「なんとなく、何だ?」


「いや、何でもない」


何となく…の次に、ヒナは何を言いたかったのだろうか?ヒナが言葉を飲み込むなんて珍しい。やはり俺に心配をかけまいとして、言葉を飲み込んだのただろうか?そうなると、やはり、伊集院(いじゅういん)に関係することか?やはり、ヒナも気付いているのだろうか?あの転入生が、あの、イケメン秘書に似ているということを…

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