12/41
4話③
もうすぐ体育祭がある
僕達は体育祭に向けてグラウンドでサッカーの練習をしている
ふと、校舎の方を見ると窓から、天野先生がこちらを見ていた
笹本先生も一緒だ
笹本先生はいつも天野先生の近くにいる
「天野先生~」
僕は天野先生のそばまで走って行った
「どうしたの?練習は良いの?」
「うん、もう終わりだから、それよりさ、僕、体育祭で絶対活躍するから僕のことちゃんと見ててね、あっ、僕片付けとかあるからもう行くね」
僕は天野先生にそう言ってから
「あんたみたいな、オッサン先生に天野先生は渡さないから」
と、天野先生には聞こえないように、
オッサン先生の耳元で言った