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第2回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 への投稿作品

既読になっても返信が無い『牛乳有りますょ』

作者: 東の関脇

『牛乳有りますょ』が、既読になったまま、5分が経った。

ゆいこは、不安だった。

紘くんにメッセージを送っても返信が無かったからだ。

普段は、紘くんから『牛乳有る?』ってメッセージが来る頃なのに。

今日は、どんな内容のメッセージを送っても既読スルーだった。


紘くんが通う男子高の校門前で、日が沈んでも待ち続ける ゆいこ。


5分前、校門を出ようとして、ゆいこと鉢合わせになりかけて、慌てて隠れてしまったが、校門の裏側で満月に照らされて立ち尽くす紘くん。

手にいっぱいのカーネーションを持って、出るに出られず突っ立って居た。


母の日がすっかり暮れてしまっていた。シャイな息子と子離れ出来ない母。


大きな大きな大きなお腹が空いた音を鳴らしてしまう紘くんだった。

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