第二話
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「つ、強いいいいいいい!!!ドラン強すぎるぞオオオオオオオオ!!!」
実況の人が興奮して我を忘れて叫んでいる。
それも無理もない。
それほどまでにドランはドラゴンを圧倒していた。
「グルゥゥゥゥゥゥゥ、、、」
イラただしそうにドラゴンは吠えた。
その口からオレンジ色の炎が覗く。
「あれは!ドラゴンのブレスこうげきだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ガァァァァァァァァァァァァァ!!!」
辺りにいるだけで焼け死にそうな熱気を持った炎がドランに向かって飛んでいく。
「はっ!」
しかし、ドランはいわゆる[気]のようなものを使い、体に纏って熱気を防いだ。
それどころかドラゴンに向かって突進し始めたのでドラゴンは炎の勢いを強めた。
「うらぁ!」
だが、怯む様子もなくドランはどんどんと近づき、、、、
「たぁ!!」
ドン!と、正拳突きをドラゴンのお腹に放った。
辺りがしーーーんと静まる。
やがて実況の者が最初に我に帰ったように急に動き出した。
「ど、ドランの拳がドラゴンの土手っ腹を貫通したーーーー!!!」
ドラゴンの腹部には大きな穴ができている。
「こ、これが伝説の拳闘士!ドランダァァァァァァァァァァァ!!」
「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」」」」」」
観客の歓声を後ろ姿にドランは拳を上げ、、、、、
「「「「「「「「「、、、、、、、、、、、」」」」」」」」」
途端に観客の歓声が静まった。
「、、、、、、、、、、?」
疑問に思ったドランが振り返ったときにはもう遅かった。
土手っ腹に穴の開いたドラゴンの死体が勢いよく倒れてくる。
「、、、、嘘だろ。」
開いた土手っ腹に運良くハマった、、、そんな奇跡が起こるわけもなく、ドランは踏み潰されて即死した。
〈その頃、あるチキュウの病室の中で。〉
「おぎゃああああああああ!!!」
今、生まれたばかりの赤ん坊が大声で産声を上げていた。
「ああ、なんて可愛いのかしら。」
「ああ、、、、俺似だな、、、。」
「可愛い私の子、あなたの名前は裕樹、高闇裕樹よ。」
彼が生まれた時、夜空のどこか遠くの大きい星が燃え尽き、か細く小さな星が新しく生まれた。
えー異世界編終了です。
もうしばらく異世界の描写は出てこない予定です。
これから喧嘩無双が本格的に始動していきます。
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