87、sideとある宮廷調教師のコストカット
つおい(╹◡╹)
「ウィル、お前はクビだ」
「はい?」
いつも通り気性の荒い動物達の世話をした後、珍しく王様に呼び出され、着くなり王様の第一声は一方的な解雇通告。
「え?、ちょ、ちょっと待ってください、一体どういうことでしょうか?」
「ふん、宮廷調教師とか言われているが、要はただの動物の世話係ではないか、そんな奴に高い給金を払う必要はない、お前はもういらん」
「あーー、なるほど………」
………平民の俺はここでは疎まれている、動物達と楽しく暮らせればそれで良いと自分はそこまで気にしていなかったが。
多分だが、王宮の懐事情が火の車で、何とかしようと話し合った結果、安く済むところは安く済ませようとしているのだろう。
そこでただ動物の世話をしている俺はいらない、別に他の者でも良い、ウィルをクビにしてしまえ、とまぁこんな所だろう。
………だがそれはあまりお勧めはしない。
「………陛下、一つ質問してもよろしいでしょう?」
「なんだ?」
「………俺の後任は決まっているのでしょうか?」
「決まっておらんが?」
「……失礼を承知で申し上げますが……自分がいなくなったら動物達はいうことを聞かなくなります………ですから後任は早めに決めたほうがよろしいかと………」
「は、なんじゃそれは、苦し紛れにしてももっと良い言い訳は思いつかなかったのか?、もう良い、下がれ、今日中にここから出ていけ」
「………承知いたしました、今晩荷物をまとめて出ていきます」
………リストラされてしまった、家族になんて言えば良いのだろう。
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




