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46、別名クズの里

遅くなってしまってすみません( *˙ω˙*)و グッ!



「ほら、こっちや、うちについてきてくれ」




「はいはいっと」




「……………………」




「綺麗ですね〜」




母狐の案内に従って歩く俺たち。




「うわっーーと」




「悪りぃ、急いでるもんでね」




「あ〜〜気にしないでくれ、こっちもよそ見してたしな」



景色に見惚れて歩いていると通行人とぶつかってしまう、お互い軽く謝罪し合い通り過ぎようとした。





「イッテェーーー!!?」




「………………」





その瞬間にイヴが男の腕を締め上げる。




「あ、イヴ!!?、おいおいちょっとぶつかった程度でそれはやりすぎだろ??!」





「……………謝るなら…………まず懐に隠したハルの財布を………返すべきじゃない………?」





「へ?………あっーー、ほんとだ!!ねぇ!!俺の財布が無い!!?!」






「チッーー、人族のくせにいい感してやがるな!!、ほら!返してやるよ!!」





舌打ちしながらも財布を返す狸人族の男、財布を受け取るイヴ、しかし彼女は相手の腕を離さない。





「な、なんだよ!!返しただろ?!!離せよ!!」





「……………これ、ほんとにハルから盗んだ財布………?」





「……………良い目してやがるな、ほら、これが本当の財布だ!」




イヴの手中の財布が木葉に変わったと思ったら男の懐から二つ目の財布が出てきて彼女が受け取り手を離す。



「じゃあな!!」




「…………次やったら即射殺コースだからね………」




「よ、よく偽物ってわかったな」




「…………わかんなかったよ……カマをかけただけ」





「へ?、わかんなかったのになんで?」





「…………木葉のカーテンを鋼鉄の門に変えられるなら…………木葉を財布に見せるくらいはできるだろうからね…………」




「な、なるほどぉ〜、や、やっぱお前優秀だな!!」



「へ?…………いやぁ〜それほどでも………ないよ……」




「いやいや、そんなことあるだろ!!お前がいてくれなかったら無一文になってたぜ!!」





「え、えへへへ………そ、そんな褒めても何も出ないって…………」





しらけた目で母狐と後ろのクリスに忠告される。




「…………二人ともイチャついてないで、ちゃんとついてこなくちゃダメですよ」




「せやで、この里では人族は嫌われているさかいな、ぎょうさんスリがおるんや、こっちも犯罪は取り締まっとるが完璧やあらへん、きいつけてな」




後ろの金狐も呟く。



「………残念イケメンやなぁ〜」





「「………………はいはい」」





「「はいは一回」」




「「………ハイ」」




異口同音で会話する俺達。





「………ハァ〜とんでもねぇところにきちまったな」





「…………なるほど………クズの里ってわけか……」







まだ先の展開考えてない( *˙ω˙*)و グッ!

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