35、未知との邂逅
二話連続投稿!!( *˙ω˙*)و グッ!
ゆっくりとまぶたを開け周りを確認する、世界には塵が積もれば山となるなんてことわざがあるらしい。
一理あると感じさせる光景が広がっていた。
屑鉄が積もって一山作られ、歪なバランスで保っていたが、時間とともに崩れてまた新たな屑鉄が頂点に乱雑に積まれていく。
大半は上に引っかかることもできず、騒音を立てながら落ちていき、最後に甲高い音を立てて地面に叩きつけられる。
地面に落ちた屑鉄は二度と陽の目を見ることはなく、一生を終える、いや、終わったからこそここに行き着いたのか。
運良く万が一、頂点に残れたとしても次に弾かれたらそこまで、後は転がり落ちるだけで地面という最底辺へ落ちていく。
確かに集まれば山になるだろう、しかしそれに価値はあるのか?
小さい事でもコツコツとやれば山になる、そこに善悪の区別はない、なぜならこうして乱雑に処理したごみ山がいくつも集まってできたのがこの不毛の地。
生き物はおらず、魔物すらいない、ここにあるのはただのガラクタのみ、最初からか途中からかは判別がつかないが、無駄、無意味、無価値、存在否定の烙印を押され、原型を止めることすら許されない、せめて嵩張らないように朽ちてくれ、捨てた人間の心理はこんなところだろう。
「……確か私は寝てたはず………ここは……何処?」
イヴは呟く、誰に聞いたわけでもなく独り言のつもりだったが返答する声が一つ。
「君の故郷さ」
「ッッッッーーー!?」
彼女は驚愕して、その場から飛び退き相手を観察する………なんだか全身にモザイクがかかっていて男か女かすらわからない。
「傷つくなぁ〜そんな警戒しなくてもいいじゃないかイヴ」
「…………貴方、誰?」
「僕のことは………まぁ………Aとでも呼んでくれ」
「……………私に何の用?」
「一応忠告しとかなきゃ不公平と思ってね…………今すぐ暴食の罪を殺して九頭龍殺しの称号を得た方がいいよ」
「…………ベル爺を殺せってこと?」
「うん、じゃなきゃ七元徳はおろか、七大罪の中の一番にすらなれず近いうちに君は殺される」
「…………七大罪は知ってるけど………
シチゲントク?…………
私が死ぬ?…………
とりあえず断る………
モザイクだらけの不審者の言うことを信じられないし………
もし貴方のいうことが真実だったとしても………
自分のためにベル爺を殺すなんてできない」
「…………まぁ良いさ、忠告はしといたからね、君が、君達イヴの誰かが【EVE】になり、【天魔の園】に辿り着けることを祈っているよ」
「………【EVE】?…………【天魔の園】?………君達?………一体どういう意味ーー」
そこで意識はブラックアウトした。
伏線はりました!!( *˙ω˙*)و グッ!




