13、俺達は無罪だ!!!
ジャンプ最高( *˙ω˙*)و グッ!
「あ、ありがとうございます!!!」
「ふ、まぁまぁ…大した事はしてない、困った時はお互い様ーーー」
「本当に助かりました!!」
「………え………私………?」
「ありゃ?」
俺的に最かっこいいポーズでクリスの感謝を待ち構えるが、彼女はイヴの方へ行ってしまう。
イヴは意外そうな顔をして、俺もトンチンカンな声が出てしまった。
「最初に助けたのは………アイツじゃん……?」
「そうだそうだ!!!最初に大したことしたの俺だぞ!!」
「…………大したことだったんじゃん……」
もっともな疑問をぶつけるイヴ、彼女の言葉に乗っかり恥も外聞も捨てて恩を着せにいく俺。
そんな俺を白い目で見ながら冷静にツッコミを入れるイヴ。
「え?、だってこの子は貴方のペットなんですよね?貴方の指示で助けに入ったんじゃないんですか?、まさかペットが飼い主の指示もなく行動するわけもあるまいし」
「「…………………」」
これまた論理的かつ客観的な正論をぶつけられ数瞬固まり、その後お互いを見合いながら固まる俺達。
「違うのですか?」
「…………あーー、大したことしてない………困った時はお互い様だからさ…………」
疑問に疑問を重ねてくるクリスにイヴは苦笑いしながら口を開く。
「クソ、クソ、畜生、畜生、畜生!!」
俺は悔しさから何度も床を殴りつける、口の中がしょっぱいなぜだ。
「お、お名前をきいてもよろしいですか!!?」
「………私はイヴ・エクス・マキナ……こっちは子竜のハーー、………セルリって言うんだ」
「ふふふ、俺はパァーフェクトなパワァーを持つイヴ様のちゅぅぅぅーじつなしもべ、セルリだァァァァァ、よろしくなァァァァァァァァァァブルわぁぁぁぁぁぁ!!」
「イヴさんと…………セルリちゃんは何でそんな変な喋り方なんですか?」
「気にするなァァ、ブルワァァァァァ」
「…………無理だと思う………」
話し込んでいる俺たちは近寄る人影に気づかなかった。
「なるほど………酒場で乱闘とかベタな事をしたのはお前らか」
「え?」
「………あーー………」
筋骨隆々の大男が話しかけてくる、確かこのギルドのギルドマスターアレックス。
「ちょいと面貸してもらおうか?」
「「……………」」
腕を鳴らし威嚇してくる筋肉達磨、俺たちは再度顔を見合わせて頷きあう。
「「ソル!!!!!!!!」」
「どこへいくつもりだ」
「あふぅん!?!!?」
「…………やっぱ無理か………」
全速力で逃げるもあっさりアレックスに捕まる俺達。
つおい( *˙ω˙*)و グッ!




