101、side悪魔の悪夢①
つおい(╹◡╹)
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッーー」
走って走って走って走って走って走って走って走って走る。
全速力で走る、大通りに出ることに成功したが私は止まらず走り続ける。
物にぶつかるも走る、全身の筋肉は痛みを訴え、肺は酸素をもっとよこせと暴れていた。
それを全て無視して走る、全身全霊で走り続ける。
それでも無限に走れはずもなく限界が来て速度を緩めて壁に寄りかかる。
息を切らしながら後ろを確認、アレは追ってきてないようだ。
「………なんとか………撒いたか………」
〔誰を?]
「ッッーーーー!!?!」
{…………ねぇ教えてよ……誰を撒いたの?〉
私が撒いたと思っていた存在に背後を取られていた。
弾かれたようにその場から飛び退き、相手から距離を離す。
全身モザイクだらけで声もノイズが入りすぎてよく聞こえない、そんな不信人物だったので反射的に逃げてしまった。
(…………ま、揶揄うのはこの辺にしとくか………さて……傲慢の罪を手に入れた貴方は、私に一番近い存在になったわけだ………これなら私の器になるのも遠くないかな………〉
「………貴方は………誰……もしかして………A?」
【………うん?、A?、あーー、違う違う、私は原点にして頂点、原典にして原初、初代魔王軍リーダー、原罪の魔女王エヴァよ……〉
「エヴァ??、あの初代魔王の?、嘘、殺されたんじゃないの?」
〔おいおい、君の生みの親みたいな存在を嘘つき呼ばわりするのは感心しないな……ほんともほんとさ〉
「………生みの親?」
【うん?、あーー、まだそこまで知らないのか……〉
「………まぁいい………その貴方が私になんのようなの……まさか生みの親だからって授乳しに来たわけじゃあるまいし………」
(授乳ってアハハハ、私、お乳出ないっつーの〜〜………品定めさ………」
「………品……定め?」
《だって貴方は……いつか私の物になる力なんだからさ………〉
「ッッーーー!!?!」
エヴァが呟いた刹那ーーー、自身の胸から血が吹き出した、前からやられたのか、後ろからやれたのか、素手か武器、それとも魔法でやれたのか、それすら全く何も分からない………薄れゆく意識の中で見えたのものは一つ、目の前で手についた私の血を舐めているこの女の顔だけ、黒い眼差し、恍惚とした表情………それだけで納得してしまった、この女は確かに大罪の悪魔達を従えていた罪深い魔女王なのだと。
つおい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾




