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診断メーカー企画「あなたに書いて欲しい物語」

作者: 天河 憂唏

☓☓さんには「ある晴れた日のことだった」で始まり、「それだけで伝わった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字)以内でお願いします。

#書き出しと終わり

https://shindanmaker.com/801664

ある晴れた日のことだった。 

いつものように起きて、

いつものように学校へ行き、

いつものダチと駄弁る。

代わり映えのない1日になる。

筈だった。


その日の朝のホームルーム。

担任の先生は、クラスメイトが転校する事を告げた。

あまりにも急な出来事にざわつく教室。

しかし、そんな喧噪もオレの耳には遠くから聞こえてくるようだった。

なぜなら、そのクラスメイトがオレの幼稚園からの親友、幼馴染だったからだ。

なんで?どうして?

そんな言葉が頭の中でぐるぐると回っていて、その日は彼と何も話が出来なかった。


転校や引っ越しの話はどうやらかなり急に決まったことらしく、彼も彼の周りも慌ただしくて、話もろくに出来ないまま、あっという間に彼との別れの日は来た。

オレは結局彼と話せないまま別れを迎える事に、何ともいえない悲しみを覚えつつ、一歩踏み出せない自分を呪った。

そんな時だ。彼が俺の家にやって来たのだ。

忙しい中、最後に一番仲の良かったオレと話がしたいと彼が両親に相談して時間を貰ったらしい。

彼と向き合う。

静かだった。

言いたい事は沢山ある。でも、言葉に出来ない。

そんな静寂。

そんななか、彼は小さなおもちゃの指輪をワタシに差し出す。

言葉はなかった。

でも、それだけで伝わった。


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