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公園の待ち人27


「陸番隊、なにやってんだべ! 支部周辺に特殊周囲結界を。早く!」



 言った直後に気がついた。これ、拡声モードになってる。今の衝撃で電装系がイカレた?



「……麻衣、なの?」



 墓穴。



「ち、違ぇだよ? お、おらは、その、通りすがりのBlue eyeで……」



 なに言ってんだ、私は。この機体は世界に一つだけしかない。試作機なんだから。



 軽く(うつ)状態になってる最中、ようやく陸番隊が特殊周囲結界を張り巡らせた。ここで、仕留める。真理には、なんか適当な言い訳を考えよう。とにかく今は、死神様をなんとか説得するしか方法はない。



「死神様、おねげぇだ。おじいちゃんの件は諦めてけろ。でねぇと、おらの優秀な三人の部下が黙ってねぇだよ!」



『いつから私が部下になったと?』


『それ、交渉じゃなくて脅迫だし』



 あっ、たしかにこれ、脅迫だ。かなみんに指摘されるなんて、私の頭はもう終わってるのかもしれない。凛ちゃん、なんでこんな私なんかをエースに……


 フッ飛ばしたモヤが、だんだん形を変えていく。服を身に纏い、少年風な顔を確認した。いや、第六感で感じ取ったと言った方が正しいのかもしれない。片方の翼は純白で、もう片方の翼は漆黒。



「……なるほど。面白そうなオモチャ達だ。ちょっと遊んで大場真咲を地獄へ送るのも一興」


「私らを甘く見ん方がいいよ? 神に出会えば神を斬る。おじいさんに出来て、私に出来ん事はない」



 即時装備した指人形。刹那に眼前に立ちはだかって……攻撃が顔の前で寸止めされてる。直後、死神様の反撃。



「なっ、え!?」



 今、なにが起こったのかまったく分からなかった。死神様からは反撃の気配以外なかったはずなのに、みどりんがフッ飛ばされてる。攻撃を行わなかった? いや、まさか。

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