表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/30

公園の待ち人25


 それに加えておじいちゃんの力も枯渇してる。されるがままになってる。この時間帯に起きてる壱番隊っていないの!? 元から青森支部に壱番隊が少ないからか、十人中誰からも連絡がない。……そういえば、あの場所は。



「真理、聞こえる?」


『んっ? どうしたの、麻衣。もう終わった?』



 チャンネルを周囲から特定へと指定して、私は安堵した。本当に起きてて待っててくれたんだね。


 もしかしたら、なんとかなるかもしれない。インターハイで唯一、スピード負けしてない真理なら。



「真理、よく聞くべ。今、弘前病院上空に黒い影と霊魂が移動してるだ。黒いモヤから霊魂だけ回収して、Es応戦用都市……日霊保青森支部へ向かってけろ」


『え? ちょ、意味分かんないんだけど。どうしたの、突然』


「理由なら後で説明するだよ! 今は一秒も惜しいべさ!」


『――なんなのよ、もう』



 遠くからだけど、病室の窓を開けて上空を確認し、とてつもない速さで追い付いて霊魂を奪ってる姿を確認した。さすが、一秒で二県を跨ぐだけの事はあるね。



『――ッ! なにが起こったの? 光……?』



 かなみんが驚いてる。まぁ、そりゃ全速で追い付こうとしてるけどジリジリ離されてる最中に、真隣を何倍もの速さで駆け抜けられたら、そう言いたくなる気持ちも分かる。でも光はもっと速いでしょ。



「特三級の真理だべさ」


『ま、真理!? あの全国の決勝で戦った、岩手高校伝説の先鋒!?』


『その節はど~も。アンタのバカ力がなかったら、私たちダブルエースが五人抜きして全国制覇してたものを……』


『ね、根に持ってんのね』


『「一気通貫」? 敵チームの体力ポイントを根こそぎ無力化するようなチートスキル持って団体戦に参加してんじゃねーわよっ!』


『……ぁ? テメェふざけんなよ? 麻衣の親友だからって甘い顔してりゃ言いたい放題言いやがって。泣かすぞコラ』


『やってみなよ。私に追いつけるならね』



 や、ヤバい。まさか通信機越しに口喧嘩し始めるなんて思ってもいなかった。



「そ、そんな事言ってねぇで、作戦を……」


『だから、どんな作戦だって聞いてんのよ!』


「ひんっ! ど、怒鳴らないで……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ