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自殺願望委員会  作者: よしだちせ
【序章】 異世界なう、help!
1/2

01 英雄






英雄『エリック・ベルガー』。

なぜ彼は英雄と呼ばれるのか。



彼がこの世界で唯一魔法と呼ばれるものが使える人物だったからだ。



いや、かつては唯一ではなかった。

何故なら彼の父もまた魔法が使える人物であったからだ。

約5年前、その父が失踪したことにより彼は事実上この世界で唯一の魔法使いになった。






しかし今。



時には炎の力で雪国の人々に熱を届け、

時には水の力で乾燥地を潤し、

時には大地の力で森を創造して、

この世界を飛び回り光を与え続けたこの英雄が

父の後を継ごうとしているのである。

そう、彼は失踪したのだ。



およそ一週間前に英雄が消えたことは

当時彼が泊まっていたホテルの従業員によって

あっという間に世間に知れ渡った。

ホテルによって殺人が隠蔽されている、

軍が拉致した、などとまことしやかに囁かれる噂や

好き勝手に文字を踊らせる週刊誌をよそにー。






彼は国内でも有名な自殺スポットに足を踏み入れていた。









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