母性
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最新話からのこのエピソードまでを一旦消して、この後の展開の考え直し期間として数週間休載します〜
メッセージログ
カヤザール︰ところでフラーペの件はどうなったんだ?
フラーぺ、フラーペかぁ……本当はね、返して上げたかったんだけどね……なんというか、本人が雪の里に残りたいって言うんだよ。
メッセージログ
カヤザール︰あ〜とりあえず、一緒に雪の里に出迎えに行こう。話はそれからだ。
という事で久々に雪の里にカヤザールを連れて帰ってきたんだが……。
「妖精さん、次は何して遊ぶ?」
「そ、そろそろ休みたいなって――――」
「そうね〜お絵かきとか良いわよね。そうしましょう」
「えっと、えっと……あっ、トグ助けて〜!!」
「どこ行くの妖精ちゃん。貴方にはママが居るから大丈夫よ〜」
「…………何してるんだ?」
カヤザール、気持ちは分かる。
分かるけど、その「一緒に戦ってきた仲間が実はヤバい奴だった」みたいな反応は……えっと……。
俺も驚いたんだよ?
捕虜から戻す為に雪の里に戻ったら、突然「仲間に入れて」って言うんだもん。
理由を聞いたら、雪の妖精が可愛い過ぎて母性が爆発してるんだとか。
見てみろよ、あの子供を舐めまわすような視線を。
完全にパッツパツとは別ベクトルの変態だって。
今まで、雪の妖精が戸惑うなんて事あったか?
あの純粋な雪の妖精がドン引きしてるぞ。
「……よくよく見たら、トグちゃんも可愛いわね。私の事ママって言っても良いのよ〜?」
「丁重にお断りします」
あれかな、可愛いと判断した者に対して母性が出ちゃうタイプの女性なのかな。
確かに悔しくも俺の身長は高いとは言えないけどさ、だからと言って子供扱いしてくるのはなぁ……。
瞬間、何やら包容力を感じた。
「フ、フラーペ? 流石に抱きついて来るのは――――」
「いいのよ〜甘えても。私が貴方のママになってあげるから、気持ちを吐き出しちゃいなさい」
「へい、カヤザール。一旦彼女を……」
「さて、僕はゼノラナに戻るとするかな」
こいつ、この状況で見捨てやがったな!!
雪の妖精は……おい、お前ら、こっち見ろって。
聞こえてんだろって。
「怖がらなくても大丈夫。ママに身を委ねて」
「で、殿下の宝刀ログアウト!!!」
俺は身の危険を感じログアウトした。
フラーペ……貴方パッツパツ相手に変態だ何だ言ってませんでしたっけ?




