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国取り上等のVR戦記  作者: ひつじぃさん
第二章、崩れ往く栄光
35/45

《魔雪戦争︰ルミタールの戦い》蹂躙

「何で鬼?!」


メイクは突然現れた鬼に困惑を隠せずに居た。

確かに【鬼ヶ島】も【魔導帝国】に宣戦布告をしたが、まさかこんな登場の仕方で現れるとは思わなかった。


「えっ、何で倒れてるんだ?!」


その10秒後、更に別の鬼が突然出現した。

何が何だか分からない内にメッセージの通知を受け取った。


メッセージログ

パッツパツ︰今そこに鬼達を二人送ったよ


そこでそういえばパッツパツの受け取った権能は〈転送〉だった事に気がついた。

そういう事ならと納得して、鬼達に九尾の焔を投げる。


「しかもなんか、寒いな……うん? これは……?」

「鬼さん、突っ立ってないで援護お願い!!」

「何が何だか分からんが任された!! おっ、あいつらが【魔導帝国】の奴らだな」


鬼は金棒を担いで攻撃の標的を【魔導帝国】に定めた。


(あれが鬼……噂には聞いてたけど強いな)

(しかも〈結界〉で威力減衰があったとは言え、俺たちの全力を喰らって気絶程度で済んでやがる)


そんな【魔導帝国】側は突然現れた鬼の強さに驚きながら、勝ち筋を分析している。


(それに、あの女も然りあの鬼も然り、何で当然のように鉄装備を着込んでやがるんだ)


鬼の耐久力も当然驚くべき事項なのだが、何より鉄が普及しているのが一番の驚き事だろう。

今の時代、鉄は貴重で大体の金属製品は銅が主流である。

なのにも関わらず彼らを見てみると――――


鉄の盾と鉄で出来ている槍先、鉄の鎧によるファランクスに、鉄の鏃を使用した弓の援護射撃、更には鬼の金棒まで鉄製品である。


今までの【神聖マヨネーズ】との戦争とは違って、今回の【スノーフォックス】との戦争は装備の質で【魔導帝国】が負けている。


もし魔法による底上げが無ければ、もっと差が顕著に表れていた事だろう。


「――――――来るぞ」

「お前らなんぞ一人で十分だぜ!! はっは〜!!」

「撃て!!」

「「「「〈ファイヤージャベリン〉」」」」


鬼の踏み込みに合わせて、本来ファランクスに撃ち込むはずだった〈ファイヤージャベリン〉の一斉射撃を放った。

しかし――――


「これが魔法か、確かに熱いな…………だが!!」


鬼は煙の中から飛び上がり、魔法部隊に金棒を叩きつけた。

下敷きになったプレイヤーは勿論、その攻撃は地面もろとも破壊する程の威力を誇る。

周りに居たプレイヤーはよろけて身動きが取れない。

そして、その隙を見逃すはずもなく――――


「おらおら!! 突っ立ってると空の彼方に吹き飛ばされちまうぞ!!」

「ぐわぁ!!」「ふべっ!!」

「動け――ごへらぁ!!」「助け――――がはっ!!」


そこには蹂躙のみがあった。


「てめぇ、人を野球ボールみたいに打ち上げてんじゃねぇぞ!!」


それを見かねて怒羅魂は突撃する。

〈反撃の狼煙〉の攻撃力バフはまだ終わっていない。

今の自分ならばあの鬼にも喰らいつけるだろうと、そう思い鬼の猛攻の中に飛び込んでいった。


対するカヤザールは剣に炎を灯していた。

その勢いは業火の如く、敵前を焼き尽くす勢いで己と剣にバフをかける。

カヤザールの権能〈地獄の業火〉、その効果次の一撃に対する灼熱付与。


このゲームには様々な状態異常があるが、灼熱はその内の一つであり、効果は凶悪。

灼熱状態となった者は持続ダメージを喰らい、ダメージを喰らえば喰らう程被ダメが増加するというもの。

つまり、持続ダメージを受ければ受ける程徐々に被ダメが増加していくのだ。


例え鬼であろうと、流石にこの灼熱は堪えるだろう。


「喰らえ、〈地獄閃――――」

「〈巨大化〉」


その瞬間、カヤザールは()()な矢に突き飛ばされて死亡した。


執筆している時に思ったんですよ。

あれ、鬼さん強くね?.......って。


そして戦場では一瞬の油断が命取りとなるのだ。

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