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国取り上等のVR戦記  作者: ひつじぃさん
第二章、崩れ往く栄光
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宣戦布告

怒羅魂視点。

「極寒状態!?」


極寒状態は北の寒い地域でのみ付与される状態異常だって聞いた事がある。

一体どうやってこんな物が付与されてんだとか、早くあったけぇ場所行かないと凍え死ぬとか、考える事は無茶苦茶あるがよぉ……これだけは確信を持って言えるぜ。


「カヤザール、これは奇襲だぜ」

「だろうね……〈栄光の灯火〉!!」


カヤザールは〈栄光の灯火〉を行使して焔を出した。

そして、徐々に皆の極寒状態を直していく。


「助かった〜」

「危うく凍らされる所だったわ……」


英雄と皇帝は〈栄光の灯火〉でなんとか無事だが、ほとんど国民は間に合わず凍らされている。

辛うじて松明やロウソクに火をつけて難を逃れた者もチラホラ居やがるが、多くはねぇ。


「一体誰がこの神聖な舞台(ホーリーフィールド)を雪で汚したのだ」


問題はそこだ。

こんな魔法を行使出来る奴なんて【神聖マヨネーズ】でも【バンディット】でも居ねぇぞ。


「上を見ろ」


痣ラシの言葉に釣られて上を見上げると、大きな魔法陣が形成されている。

きっと、魔法陣が形成されてる内はずっとこのままだ。

それにこんな馬鹿みたいな魔法、きっと大魔法に違いねぇ。

きっと術者が複数人居やがる。


「英雄達よ、こんな状況になったが今より権能を授与する。その方が動きやすいだろう」


皇帝はそう言うとコンソールを弄り始める。


確かにこの状況だと速攻で権能付与して事件解決に動いた方が得策だ。


そう思い権能付与まで待機するつもりだったのだが――――


[【スノーフォックス】が【魔導帝国】に宣戦布告をしました]


遂に黒幕が表舞台に上がったか。

【スノーフォックス】、地図を見るとここより北の方に位置する国だ。

あそこは環境は修羅過ぎて誰もどこにも国なんて無いって結論になった場所じゃねぇか。

ちっ……今の今まで虎視眈々と潜伏してたって事かよ。


バタン。


「…………あ?」


イライラしながら地図を見ていると突然、後から誰かが倒れた音がした。

ふと、振り返ると――――皇帝が首と胴体を切り離した状態で死亡していた。


その後粒子となり、その場に残ったのは黒幕のみ。


「お前…………!!」


その顔は覚えているぞ。

昨日、俺の隣に座って愚痴を聞かせた新人のプレイヤーだ。

そいつの名前は……トロ。


同じ……名前……。


「やぁ、昨日ぶりかな? 皆にとっては初めましてだけど」


そこには見覚えのある黒幕が立っていた。


エピソード「似合わない英雄」に登場する新人プレイヤーのトロ。

実は彼が黒幕だったなんて.......!!

まぁ分かる人にはすぐに分かっただろうけど()

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