石炭と職人を探せ!!
「――――という事で鉄鉱山占領したから釣竿作って欲しいんだが」
今までの出来事をさらっとメイクに話すと驚愕と困惑の顔で固まってしまったんだけど。
大丈夫?
もう一回解凍する?
「おーい、おーい」
「す、すみません。私としたことが……それで、お魚が欲しいんでしたよね?」
「そうそう、お魚を釣る為に釣竿を……」
「それなら私が子供達に釣りのやり方教えたので、もうお魚はある程度釣ってきているはずですよ。貰ってきて下さい」
「えっ」
魚問題……消失……!!
何だよ、鉄鉱石と交換する為にせっかく釣り大会しようと思ったのに……有能過ぎるのも困るな。
「そんな事よりもっと問題はありますよ」
「というと?」
「溶かすための炭が無いです」
メイク曰く、鉄を作る為の炉と溶かす為の石炭、そして加工する為の職人が必要が必要らしい。
そりゃそうか、鉄鉱石だけじゃ加工する為の鉄とは言えないからなぁ……。
「鉄を導入するのはもっと先の話になりそうですね……」
「そんな……」
「何の話をしてるんじゃ?」
あぁ、何だ玉藻前か。
皆が働いてる中一人ぐーたらゴロゴロしやがって……少しは王になる誠意を見せたらどうだ。
「それならアテがあるぞ」
「えっ」
「ここからずっと西の離れに【鬼ヶ島】という島があっての、下に石炭がいっぱい埋まってるんじゃ」
【鬼ヶ島】、確か童話の桃太郎に出てくる島だったよな。
桃太郎が鬼退治する話なんだが、それと同じならその島には鬼が居るって事じゃないのか?
「そう、お主らの思ってる通りそこには鬼が居る。そいつらは金属の加工する事が得意な奴等が居る故、仲間にしてしまえば良い」
なるほど、そこに行けば職人と石炭を同時に手に入れれるって寸法か。
凄いじゃないか、少し見直したぞ。
「だがしかし鬼か……友好的に接してくるとは思えないが」
「それはそうですね、私たちの世界では恐ろしい者として扱われてますからね……ちょっと抵抗感が」
「でも鉄と石炭が欲しいんじゃろ?」
「……分かった、俺が行ってくるよ」
そもそもこいう事は俺の領分だしな。
正直戦ってみたいと思う気持ちが半分、今の俺達じゃ敵わないだろうという気持ちも半分なんだよな。
だって鬼だぞ、きっと恐ろしいに違いない。
…………いやでも雪の妖精だって最初恐ろしいものだと思ってたけど、意外と仲良く出来たよな。
じゃあ大丈夫だな!!
よくよく考えたらプレイヤー二人で回している事に気が付いたのでメイクちゃんを有能にしました(???)
新メンバーはもう少しお待ちを……。




