表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

婚約破棄される夢を見た

「カイル・ローレンス、貴方とは婚約破棄させてもらうわ!」


華やかなパーティーの真っ最中、それは突然起きた。



玉座に続く階段を数段登った場所には俺の婚約者である王女と男爵令息が俺を見下ろしていた。


「な、なぜですか!王女殿下!!」

俺は混乱する頭を必死に回しながら、滅多に出さない大声を上げた。


「うるさいわね、なぜも何もないわよ。彼の方が私にふさわしいと思った、それだけじゃダメかしら」

「そんな…。だからといって、こんな公衆の面前で…」


オドオドと周りの目を気にする俺に、痺れを切らしたかのように王女は告げた。


「そういうところよ…」

「えっ?」

「公爵令息のくせに、そうやって周りの目を気にして怯えてばかりのところが大嫌いなのよ!!」

「殿下…」

「そもそも…」


王女はぎろりと俺を睨め付けた。その瞳は嫌悪と怒りで満ちていた。


「魔力しか取り柄のないガリ勉は私にふさわしくないのよ!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ