第152話 本編Ⅰ-41 男女のすること
シモネタ入ります。
「ボク怖がらなくていいのよ。あたしは殿方には優しいんだから」
何をされるのかと俺は恐ろしくなり固まってしまった。
「年はいくつなの?」
「十四才だ」
「まあ!今からこんなにブクブク太っていたら将来どうなっちゃうんでしょ」
「うるさい、これには理由があって、だからわざと太ってるんだ」
「ふーん、でもこれじゃモテないわね。あたしが教えてあげる」
イメルサは俺に色々と指図してきた。
俺は屈辱的な要求をされ、断固拒否した。
が、彼女は信じられないほどの力で俺を押さえつけ、鞭を取り出し、俺に振るった。
「言うこと聞かないならお仕置きよ」
痛い、痛い。
抵抗したが、とても敵わず仕方なく言うことを聞いた。
それは大変な勉強にもなった。
男と女の秘め事とはこんなに奥が深いのかあ。
色んなテクニックがあるんだなあ。
だが感心している場合ではなかった。
あまりにもハードな要求に俺の鈍った体が悲鳴を上げ始めたのだ。
このプレイは100メートルダッシュの十回分ぐらいはありそうだ。
心臓が止まりそうだ。
「あたしのモットーは殺さないことなの。それにしても駄目ねえ、太りすぎよ。攻守交替」」
イメルサはそう言うと俺の上に跨った。
彼女は気持ちよさそうな表情で俺を観察してきた。
俺は何回もいや何十回も果てた。
「あら驚いた。元来はタフなのね。これからダイエットなさい。場合によっては私のペットにしてあげるから」
うーん、なんかもうどうでもいいや、ペットにされてもいいかなあ。
俺はそんな気になってきた。
そこへ叫びながら駆けつけた者がいた。
「イメルサ!探したぞ」
いきなり乱入してきたその者はあきらかに見かけは獣人だった。
顔はライオンに近く、尻尾があり、そして独眼で左目に眼帯をしていた。
獣ノ神だ。
念のためネームの術で確認したが、やはりその者の頭の上に『獣ノ神』と表示されていた。
慌ててイメルサは俺から離れた。
「ボク!逃げて」
すると獣ノ神がこっちを睨んだ。
「お前、俺の妻になる女を手籠めにしたのか」
違うわい!
「いいえ、その反対で」
「ナニー! やはりヤルことはヤッタんだな」
うわわわっ、今の俺では獣ノ神には勝てないだろう。
するとイメルサが獣ノ神に飛び掛かった。
「ちょっと待て、イチャイチャするのはこのデブを片づけてからにしよう」
イメルサは小剣を突き立てようとしたが、なんなく獣ノ神によけられ、その反動で近くの木に激突し伸びた。
「豚は死ね!」
獣ノ神の鋭い一撃が。
もう駄目だ。
今日中にもう一話UPします。