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第109話 魔ノ神との死闘

なかなか忙しくて思うように更新できません。

最近雑になっていると自分でも思います。

でも本編にもうすぐ入れることを励みにしてます。


正直今の話はザックリ言うとあらすじのような感じの表現です。

でもじっくり細かく描写していたら膨大な量の内容になってしまうし。

風呂敷を広げすぎたのかも。


本編ではもう少し物語らしくできtらな、と思います。

一応本編だけ読んでもなんとか話が理解できるよう、丁寧に話を進めるつもりです。あくまでも『つもり』ですが。

陰神はその後も俺にいろいろと質問をしてきた。

俺はそれに対し天神にくぎを刺されたことを思い出しながら余計なことを言わないように気をつけ、質問されたことにだけ答えた。


邪神と王神についても聞かれたのでザデウスになってからも会ったことなど話した。


「ふーん、やっぱりそうか。邪神も魔ノ神のことを快く思っていないんだね。彼とは考え方が似てるんだよ。僕が目指す改革も応援してくれるって言ってるし。

それに比べ王神は一体何を考えているか分からないなあ。でも今聞いた話だと魔ノ神は王神の配下なのにコントロールできていないんだな。将神の動きも気になる。魔ノ神や龍ノ神に鬼ノ神、獣ノ神などを確か直接統括してるのは将神だから。その将神と王神がうまくいってないみたいなんだよね」


そういえばここのところ将神が現れてないな。


陰神は続けた。

「ねえ君、今回は僕と目的が一致しているから今から僕の配下になるといいよ」


突然そんなことを言われて俺は戸惑った。

「そんなことをいきなり言われましても困ります。私には私のやり方がありますので」


「ああ、そのことなら大丈夫、全然問題ないよ。君は今までどおりの君でいいんだよ。ただ変身した時に名乗るだろう。その時に『陰神様の配下』と一言付け加えてほしんだよ。それだけでいいんだ。簡単だろ?」


陰神はくそ真面目かと思っていたが結構図々しいところがあるんだな。


俺が黙っていると陰神はなおも付け加えた。

「君が僕の配下だってことになればいざという時に駆け付ける大義名分になるだろう。魔ノ神は君一人の手に負えるかわからないよ」


まあ別に問題はないと思い俺は承諾した。





その日俺は変身するまでもなくザデウスのままで獣人たちを迫害している魔人を叩きのめしていた。

そこへ不意に魔ノ神が現れ、鉄の棒を振り降ろしてきた。

俺は咄嗟に神剣モルダウで受けた。

さすがのモルダウも刃が欠けてしまった。


「ザデウス随分と暴れ回ってくれたな。あの時お前を始末していればよかった」


相談前回は厄ノ神が助けてくれたのだった。

「そういえば厄ノ神は」


「あんな奴弱すぎて俺の相手にならなかったぞ。それが噂の神剣モルダウか。俺の一撃で刃が欠けるとは噂ほどではないな。心配しすぎたようだ。なあ将神様」


「そうだよ、俺が出張って来るまでのことはなかったんだよ」


「いえしかし彼は変身したあと超人になりますゆえ」


俺の中では怒りと怖れ、それに焦りも急激に高まった。

よし今なら変身できるぞ。

俺は変身のモーションに移った。

そこへ将神が素早く打ち込んできた。

神剣モルダウが、自らの意志で反応して防いでくれたが、剣にはさらに傷がついた。


おい、変身の最中に襲ってくるなんてルール違反だぞと思ったが、俺は将神と最初に会った時のことを思い出した。

将神は自分の身分を隠し使い神のふりをして、土地ノ神の眷属カレゾの口封じをしたのだった。

そうだった、その時の将神の動きはとても素早いのだった。

そしてコイツは土地ノ神ノルマンらも後で始末している。

後であっさりと正体がばれたのに。

味方してくれた者を簡単に始末するなんて浅知恵で残酷なやつだ。


神剣モルダウは俺が何もしないのに手から離れていき蝶のうように舞いながら魔ノ神と精進を攻撃し始めた。

俺はその隙にデウスマンに変身した。

そしてデウスマンラッガーと呼んでいる頭の上に装着されている二本のブーメランを将神目掛けて飛ばした。


するとその間に魔ノ神が素早く呪文をとなえた。

「パラヌメサデロボガルケケオ パラヌメサデロボガルケケオ パラヌメサデロボガルケケオ」

どこかで聞いたことがある。

そしてこれは古代魔人語だ。

魔人ザデウスである俺にはそれがわかった。

意味はともかく発音も、そしてその呪文の内容も。


雷鳴が轟いた。

慌てて俺は飛びのいた。

しかし無傷では済まなかった。

俺もデウスマンビームで反撃したがやつには効かない。


必殺のデウスマンキックを放つ力は残っていなかった。

そこで火系の魔法を使い火を投げた。

しかし魔ノ神は笑っているだけだった。

そこで、龍人コデウスの時身につけた熱を操る術を使おうと唱え始めた。

すると魔ノ神は古代龍語がわかるのか、慌てて雷を無詠唱で放ってきた。

おかげで威力が弱く、俺は力を振り絞りやつを氷漬けにしようとしたが、魔ノ神自身が発火してそれを防いだ。

ってことは魔ノ神は低温にされるのが苦手なんだな。

俺は意識を持ったまま力尽き倒れた。


目に入った将神はデウスマンラッガーを二つとも片づけるところだった。


「駄目か」


「大丈夫か、今助けてやるからな」


日本語だった。


見ると俺と同姓同名で召喚されてこの世界に来たドラゴンだった。








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