屋台の主人は・・・
別の転生者との面会です。
まず、場違いにも程が有る物を私は見つけて仕舞った。「たこ焼き屋・年チャン」と言う名前だった。
どうやら私以外に転生者がいた事に成るが、まあ其処は今どうでも良いのだから。
何しろ今までにこの世界で「同郷の友」やっとこさ逢えるなんて「金輪際」絶対無いと諦めた位なのだから、まあ名前から察するに男の人なんだろうか・・・・
よし、勇気を振り絞って有って見るかな。
以下「たこ焼き屋の店主の回想録」
「僕はこの世界に来てから幾ばくなの年月が過ぎ去っていた、そう否この世界に来てからはどの位生きて、どの位の出会いと別れ」を繰り返して来たんだろうか?
まあ今はソンナ事は如何でも良い、「僕はただ生き」そして、只「土に帰る」だけの存在に過ぎないのだから。
この世界を一通り歩いて見聞したが「転生者」と呼ばれる物が見当たらなかったので、僕はこれで良いと思った。
下手に文明が進むとこの世の分らない事が段々と減って、世の中は如何し様も無い位に「閉塞感や終末感」に心が押し潰されそうになる。
やはり僕の望んでいた「中世の世界」が人が人らしく生きて往けるのだと改めて、是で良かったと思えるようになった。
まあ今はボチボチたこ焼き屋でも経営をして「日本文化」の良さを広めていきましょうかね。
そうして、僕はタコ焼き屋を経営をする事にした。」
そして、私はタコ焼き屋の店主に「貴方は日本人ですか?」と今は懐かしい日本語で会話を試みた。
そして、店主から「エエそうです。貴方も同族の方ですか。?」と答えを「日本語」で返してくれた。
それで私はヤット、ヤット「同胞」に遭う事が出来るんだとしみじみした気持ちで一杯に成って仕舞った。
それにしても何で「たこ焼き屋」をこんな「ジャングル」で営業をさせて要るんだろう?
まだ「海辺」で「たこ焼き屋」を経営をした方が「儲かる」し「来客数」が此処より「最低3倍」は来るんだけどなあ。
だが「たこ焼き屋」についての話題はある意味「どうでもいい」事だ。今は同じ「転生者」として「何を目的にして生きるのか?」や「これからどうするのか?」を聞いてみるのも良いわね。
それで、年さんは私に対して以下の言葉をかけてきたのである
以下年さん
「
なあ妖精ちゃんは此れからどんな人生を歩んでいきたいと思っているんだい?
正直僕から見たら当てのない旅もありじゃないかと思うんだよ!!せっかく此
の「異世界」と言う早い話「薄法地帯」まあ「法律の線引きがザル」な世界に
来たんだ。前世の「規律的な社会」とはおさらばして生きるのも「乙」だと
個人的には思うんだよ。」と尋ねてきた




