チュートリアルモンスター
俺は近藤優斗。社会に出て早4年の24歳。
趣味も彼女も無く仕事の給料の大半が税などの支払いで消える生活。
しかしそんな生活が急にガラリと変わってしまったのだ。
飯を食べ、風呂に入ってベットでねる。
...寝たのだが。目を覚ましたらいつもの見慣れた天井では無く晴天の青空が広がっていた。
「んえ...?」
寝起きで重い体を起こし、周りを見渡すがいつもの退屈とも言っていい狭い部屋の面影が一つもない。
その代わりに目についたのは、広い平原に建っている木でできた少し小さい家だ。
何も飲み込めていないが、体の感覚もあるし夢ではないらしい。
こんな状況は異世界転生かクロちゃんのドッキリとしか考えられないので異世界転生とでも思っておこう。
しかしさっきから体が妙に軽い。
あの残業続きで痛めていた腰も、ブルーライトを浴びすぎてついた眼精疲労もこれっぽっちも感じない。
これが異世界転生パワーか。
とりあえずあそこの家に行ってみるかと考えていた時に後ろから水が跳ねるようなあまり聞いたことがない音が聞こえてきた。
「なんのおとだよ...っておい!この見慣れたフォルムと質感は...スライムじゃねぇか!!」
後ろを振り向くとそこにはスライムが一匹こちらを覗き込んでいた。
どうやら本当に異世界転生してしまったらしい。
「これってもしかして襲われたりとかするやつか?
でも異世界転生って大体チートパワーとかもってるよな?頼む!なんか出ろ!」
スライムが襲ってくると思った俺は力一杯にスライムに手をかざした。
すると突然手とスライムが光りスライムの体に謎のマークがつきrpgのウィンドウのようなものが現れた。
(テイム 完了 です)
「テイム...完了?」
どうやらスライムを手懐けられたらしい。
手懐けられたはいいがどうすればいいかわからず、とりあえず家に歩いて向かっていると、後ろからぽちゃんぽちゃんと音を立てながらスライム後ろをついてきている。可愛い。
「そういえば名前とかつけたほうがいいんかな...
うーんスライムだから...お前の名前はスィムだ!」
スライムを見ながら話しかけたが、当然スライムなので反応などない。
悲しいので勝手にスィムと呼ぶことにした
木でできた家の周辺に着くとまた例のウィンドウが出てきた。
(ここが アナタの 家です)
ここはどうやら俺の新しい家だったらしい。
なんというご都合展開だ、ありがたい。
見えていなかったが家の目の前に小さいが畑があった。
扉を開けて家に入ると机の上に何か袋が置いてある。
「小麦?」
袋の文字を読んでみると小麦と書いてある。
しかし農業の経験も勉強もしたことがない自分はそんなの置かれていてもなにとわからない。
するといきなりスィムが俺の腕に飛びつき、手に持っていた小麦の種が入っている袋を奪取し家を出て畑に向かっていった。
「ちょっと!なんだよ!」
文句を垂れながら後を追うとそこには小麦の種を体の中に入れ、それを口から畑に植えているスィムの姿があった。
「すげぇ!この世界のモンスターはそんなことしてくれんのかよ...!なんかゲームみたいじゃねぇか!」
そんなことを言っていると全部植え終えたのか次は
体から水を出し水撒きをし始めた。
スィム 便利すぎやしないか。あいつだけで畑作業全部できるんじゃなかろうか。
(スィム の 仕事レベルが 2 に 上がりました)
仕事レベルというものが上がったがそれよりもちゃんと俺がつけた名前が登録されていることのほうが嬉しい。
そんなこんなで急に始まってしまった異世界生活だが、この先どうなってしまうのだろうか。
趣味の一環で始めたんですけど、文章を書くってやっぱりすごく難しいですね。
終わり方とか全然わかんないです。
そんな自分の作品を少しでも楽しんでもらえたら超嬉しいです。




