転生後の世界
突然降ってきた雨の音で目が覚めた。
「うっ、ここが・・・・・・」
あたりを見渡せば森、森、森。勇者の設定にそぐわないのだが。
「どこだよここ・・・・・・」
とりあえず、まずはステータス確認!
「えっと・・・・・・Lv.1、攻撃120、防御100、素早さ120、魔法0、魔力1000、回復150か・・・・・・」
ちゃんとした勇者の設定、特攻型だな。魔力1000は高いのか低いのか・・・・・・
「そういえば転生者によって個体値が異なるとか言ってたっけ」
ゲームの練度で変わるのかもしれない。だとしたら、俺は最強では?
「ザザッ」
「ん?」
『スライムが現れた!』
「おい、急に戦闘かよ」
えっと、使える技は、能面式殺戮殺法・・・・・・?聞き間違えじゃなかったのか。能面ってのは。
「能面式殺戮殺法、火?」
その瞬間、半径20メートルの範囲に炎が放たれ、現れたスライムだけじゃなく、後ろに隠れていた群れも倒すことができた。
・・・・・・えええええええええええええええええええ!強すぎじゃね?
どうやら、最強になったというのは間違いではなかったようだ。
「えっと、他には、基本が、水、雷、草、風、回、転、休、悪があり、活用・上位互換が、炎、流、光、茂、嵐、廻、起、復、闇。最上級が、春、夏、秋、冬、常、面、殺。特別必殺が、能、神鏖って、多くね?てか、基本より上はLvが上がらないと使えないのか・・・・・・」
まぁ、なんか強そうだし、いいか。
「じゃあ、いくか」
とりあえず、街に行かないことには何もないので、レベル上げをしながら、街へ向かった。