再会
「おぉ、やっと帰ってきたか!」
そのままぶっ続けで幹部を倒す予定だったが、国王から緊急の呼び出しがあったため、俺たちは、城に戻ることになった。
「緊急の用事とはなんですか?」
「実は、この者の処罰を決めて欲しくてな。・・・・・・出せ」
「イテッ」
「な!」
連れ出されてきたのは、沢村幽太だった。顔からして。
・・・・・・なんでこいつがいるんだ!
「あぁ、勇者ディス様じゃございませんか。私の親友、何口ゆ・・・・・・」
「こいつは転生者ですよね?」
「あぁ、そうだ。だがこいつは、レベル1のくせにディスと並ぶほどのステータスを持っている。そして、ディスと知り合いだと言っているのだが・・・・・・」
「・・・・・・ちょっと二人だけで話をしてもいいですか?言えない内容もあるので・・・・・・」
「そうか。では、部屋を貸そう」
絶対ダメだと思っていたが、案外優しいものだ。
・・・・・・なんで?
「・・・・・・よし。これでもう喋っていいぞ」
「ぷはああああああああああああああああああああ!」
「うるせぇ!」
「ああああああああああああああああつかれたああああああああああああああああああ」
「マジで黙れ」
――数分後――
「それで、どうやってここにきたんだ?」
俺は、幽太を圧倒的レベル差でボコボコにして、聞いた。今までボコボコにできなかったから、満足だ。
「・・・・・・お前の後を追ったんだ」
「なんだと?」
どうやら幽太は、急に俺がいなくなったのを不思議に思い、俺の家に来たようだ。そうしたら、点きっぱなしのゲーム機・・・・・・白黒でエラーが起きているゲーム機を発見した。それを適当にいじると・・・・・・
「ん?なんだ?これ・・・・・・」
「なんだお前⁉︎何故ここにいる⁉︎」
「え?知らないけど?」
「・・・・・・この場所に来たならもう帰れないからな」
「は⁉︎なんだと⁉︎」
「お前には異世界転生してもらう」
「うっひょーーーーーーーーーー!マジかよ!ってか、あいつは先に行ったのかよ!」
「・・・・・・うるさい。黙れ」
「はい、すみません!」
「だがしかし、もう『アレ』が残ってないからな・・・・・・」
「『アレ』ってなんですか?」
「自分の身を守るアイテムだ。これがないと、お前はすぐに死ぬ」
「ハッ!そんなもんなくても俺のスキルだったら、死なないぜ!」
「あっそう。勝手にして。じゃあね」
「え?あ!ちょっま」
「・・・・・・で余裕ぶっこいてたら、門番に捕まりここにいる、と」
「・・・・・・そうだな。なんでこうなるんだよ!」
「しょうがないさ。俺も最初はそうだったからな」
「そうか・・・・・・。ってか、俺を助けてくれよ!◯んじゃうだろ!」
「あぁ、そうだったな。お前みたいにうざいやつだったら◯んだ方がいいんじゃねえの?」
「ひどっ!ここが異世界じゃなかったら、晒しているとこだったぞ」
「冗談だって。さて、どういう口実で行くか・・・・・・・・・」
「それならいい案ある!ここに来た時に思いついたんだ」
「・・・・・・最初から言えよ。それ」
「許可がないとダメだからな」
そういうと、幽太はニッと笑った。
――数分後――
「・・・・・・で、この男はディスと同じ神の使いで、絶対に役に立つから殺すな、と?」
「はい。俺が必ず管理しますので。もし無礼な真似をしたら、私が責任持って殺します」
「ふむ。よかろう。ディスのパーティーに入れて良い。・・・・・・この後、ディス、お前に話がある。ディス以外は退出してくれ」
「はい」
リリィと幽太は心配そうにこっちを見ながら、退出して行った。




