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ハリケンケンニーブル

 残る幹部は4体。嵐の幹部、ハリケンケンニーブル、廻の幹部、サークル、起の幹部、ウェクルシウム、そして、最強の闇の幹部、ダールドだ。

 まずは、嵐の幹部、ハリケンケンニーブル。

「うわぁ。見るからにして嵐の幹部だな」

 台風のような形をしている。なんで?

「よし!リリィ行け!」

「出できて!『シマエナガ』!」

「ピピッピィ」

「ピピッピィ」

「ピピッピィ」

「ピピッピィ」

「ピピッピィ」

 シマエナガが5体出てきた。

「合体!」

・・・・・・え?

 知らない知らない。合体なんて知らない。

「ビビッビィ!!!!!」

・・・・・・めっちゃデカくなってる・・・・・・!

「いけ!シマエナガ!『ツララララ』!」

「ガッシャアアアアアアアアアアン」

「ぐおおおおおおおおおおおお」

・・・・・・一撃!?一撃だよ!なんで?

「私、やりました!初めて活躍しましたね」

・・・・・・おぉう。成長したな・・・・・・・・・

 驚くべきは、リリィが倒したのではなく、眷属のシマエナガが倒したのである。

「・・・・・・俺も頑張らないとな」

・・・・・・一撃、か・・・・・・・・・

 俺は転生前を少し思い出した。


「はいーーーー。また一撃勝利!」

「はああああああああ?なんでだよっ!おかしいって絶対!」

 ゲームしか取り柄がなかった俺にも、ゲーム友達がいた。幼なじみで、同じ中学校の沢村幽太さわむら ゆうた。これは、あいつとあるゲームをしていたときだが・・・・・・・・・

「なんでそのボスを一撃で倒せるんだよっ!」

「まぁ、実力だわな。お前と俺じゃあ実力差がありすぎる」

 確かに、あいつはゲームがマジで上手かった。俺もかなりの上位プレイヤーだったが、幽太は世界でTOP3くらいには入っていた。

「しゃあない。俺はお前の実力を認める」

「よしっ!俺の勝ち!」

 とにかくうざいやつだったが、親友でもあった。


・・・・・・そんなやつを置いてきてしまったな。

 そんな昔話を思い出していた。昔話と言っても、つい最近の転生前の出来事なのだが。

「?どうしたの、ディス」

「いや、なんでもない。・・・・・・ただ、肉食いてえなって」

「え、わかる!めっちゃ食べたい。料理お願いしていい?」

 俺は、意外と料理が上手だ。転生前から。

「もちろんだ。美味しいやつを振る舞ってやるぞ!」

「やったぁ!ディスありがとう!」

 これにて、嵐の幹部ハリケンケンニーブル、討伐完了!次っ!


「よしっ!」

 やっとだ。やっとここに来れた。

「どれだけこの時を待ちわびたことか・・・・・・・・・。それに、あいつもいるらしいし・・・・・・・・・」

 ゾクゾクしてきた。昔から憧れていた世界・・・・・・。

「ククク・・・・・・・・・待っとけよ、裕志!この俺が暴れてやるよ!・・・・・・ってかどうなんだろうな・・・・・・・・・」

 わからないことが多すぎる。今分かっているのは、この街はヴァーメン、そして彼の知っている人物が勇者ディスだということ。

・・・・・・さぁて。どこにいるんだ?

「おい、お前誰だ!」

「は?」

「こいつを連れて行け!」

「はっ!」

「え?え?」

 いずれ、自分たちが知っている世界との差を見せつけられることになる。彼・・・・・・沢村幽太も。

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