表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/35

中央の調査

 中央の境界門の入口は、ヴァーメンとは反対の都市、ヴィーバスにある。つまり、もう一回行くのだ。

・・・・・・面倒くさいな。

 何はともあれ、俺たちは国から期待されているのだ。その期待を裏切らないようにしたい。

・・・・・・もう少しで、門の入り口か。

 大きな門が見えた。この門は、自由に開閉できるのだが、実は王国側が作ったのではなく、魔王側が作ったものだそうだ。

・・・・・・意外に魔王も警戒深いのか。

 それから少しして、門の前にたどり着いた。

「なんか書いてある。どれどれ、『門の扉は壊さないでください』?」

 どうやら、俺の前の勇者たちは全員門を壊して行ったそうだ。

・・・・・・なんでやねん。

「ちゃんと入ろうね。ディス」

「・・・・・・うん」

 ギギィ・・・・・・。門の扉が開く。境界門は、ドーム状になっていて、外から中が見えないようになっているので、中を見るのは初めてだ。

・・・・・・全部黒いな。

 王国が全て白いのに対して、魔王の領地は、全て黒い。これも何かの対比だろうか。

「警戒しろ。何体か魔王の手下がいるみたいだ」

 そこらじゅうに、たくさんの魔力反応がある。

・・・・・・この数、魔王城まで辿り着けるか?

 個々はあまり強くない。ただ、数が多い。

「ディス!前から何か・・・・・・」

ドン!ととても大きな音がした。

「よくきたな。惨めな人間ども」

「お前はっ!」

 そうだ。こいつがまさしく魔王だ。頭に角が生えていて、何やら仮面(能面ではない)を被っており、マントを身につけ、心臓らへんにコアのようなものがある。見るからにして魔王である。あ、これ異世界転生あるあるね。

「リリィ!まずは俺が・・・・・・」

「死ね」

「ドォォォォォォォォぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッォおおおおおおお」

「ぐはあっ!」

 やばいやばいやばい。滅茶苦茶飛ばされた。

「リリィ!」

「自分より仲間の心配か?」

「ぐっ!」

 もうすぐそこに魔王がいた。

「能面式殺戮殺法・・・・・・闇闇無天!」

「もう同じ手は効かん」

 魔王はそういうと、いとも簡単に攻撃を跳ね返した。その跳ね返ってきた攻撃が俺に当たる。

「うっ」

「似たようなものを何度も見た。・・・・・・まさか今回は幹部を二体倒すとは思いもしなかったぞ。まぁ、私の前では無意味なのだが。・・・・・・そろそろ死ね。魔鐵、ダームシュル」

 魔王はそういうと、紫色の神々しい刀を出現させた。

「なっ・・・・・・」

「魔・眞・神・心、魔の斬撃」

「ぐあっ!」

 とてつもなく強い斬撃を喰らった。そこで俺の意識は途絶えた。


「あぁ・・・・・・・・・」

 目の前でディスがボコボコにされている。それを見るのは、とても酷だ。

・・・・・・また私は役に立てなかった。

 私は、魔王が来たときの衝撃波だけで吹き飛んでしまったのだ。

・・・・・・あぁ。

 ディスがこっちに飛んできた。どうやら、全く意識がないようだ。

「ディ・・・・・・・・・ス・・・・・・・・・」

「どうやら意識がないようだな。・・・・・・想像以上に想像以下だ。出直してこい。次お前たちと会うのは、全ての幹部が死んだときだ」

「魔王!」

「ふんっ!」

 魔王はそう言うと、私達を門の外に出した。

「せいぜい生きておけよ。まぁ、今のお前らじゃ幹部を全員倒せそうにないがなwwwwwwww」

「くっ!」

「バタンッ」

 門が閉まった。

「ディス様!リリィ様!」

・・・・・・側仕えがそこまで来てる。

 心配して迎えに来てくれたそうだ。こんなボロボロだけど。

「どうしたんですか!リリィ様!」

「想像以上に魔王が強くって。負けちゃいました。・・・・・・疲れたから目を閉じていいかしら」

「もちろんです。ゆっくりお休みください」

「えぇ。ありがとう。おやすみ・・・・・・」

 今回の出来事で、私は今後どうすればいいかが定まった気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ