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Deviance World Online 〜最弱種族から成り上がるVRMMO奇譚〜  作者: 黒犬狼藉
一章上編『忘却されたⅫの栄光』

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Deviance World Online ストーリー2『深淵』

 進化ボタンを押した直後、黒狼は光に包まれる。

 体に違和感を感じつつ、光が収まるまで特に動かず待機していると程なくして光が収まった。


ピコン♪


『ーー限定アナウンス、種族進化が行われました。固有スキルの増減、および変化が発生しますーー』


「ほう、これは……。」

「ガタイが若干良くなってる……、のか? レオトール、大きな変化はあるか?」

「ノワー、いや黒狼。かなり変化しているぞ? 全体的に灰色から黒に近づいているな。後は……、簡単に折れなさそうだ。これなら多少殴っても問題ないんじゃ無いか?」

「おい、やめろよ!? 其れやられたら俺死ぬからな!?」


 慌ててそう言い、レオトールから軽く距離を取る。

 そしてステータスを確認し驚愕に塗れた。


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*ステータス*

 名前:黒狼(こくろう)  Lv.1

 性別:男

 種族:スケルトン

 称号:進化の先駆者 不死者 強敵殺し 劣悪を望まぬ者

 生命力:ー(なし)

 耐久力:48 *種族特性です

 魔力:77


 スキル

  光耐性(反転)Lv.8 *種族特性です

  打撃耐性(反転)Lv.9 *種族特性です

  魔力視 Lv.10 *種族特性です

  魔力眼 Lv.1 *種族特性です  (New)

  状態異常無効 Lv.ー(上限) *種族特性です

  錬金術 Lv.1

  調合 Lv.1

  闇魔法 Lv.3 (New)

  光魔法 Lv.4

  魔力操作 Lv.1

  魔力活性 Lv.1

  解体 Lv.1

  鑑定 Lv.1

  暴走 Lv.1

  棒術 Lv.1

  槍術 Lv.3

  棍術 Lv.2

  言語 Lv.2

  跳躍力増強I  Lv.3

  腕力強化I Lv.3

  視覚強化I  Lv.2

  インベントリ Lv.2 (New)

  地図 Lv.1

  火魔法 Lv.1

  造形 Lv.1

  加工I  Lv.1

  石工 Lv.2

  筋力強化(幽) Lv.3 (New)

  投擲 Lv.1

  書籍集 Lv.1

  剣術 Lv.1

  魔法陣解読 Lv.1

  呪術 Lv.1 (New)

  深淵 Lv.1 (New)

  環境適応(迷宮) Lv.1 (New)

  自然破棄 Lv.1 (New)

  環境強化(迷宮) Lv.1 (New)

  汚染強化(深淵) Lv.1 (New)

  精神汚染(深淵) Lv.1 (New)

  環境汚染(迷宮) Lv.1 (New)

  強靭な骨 Lv.1 (New)

  女神寵愛(闇) Lv.1 (New)

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「なんだよ……、コレ……。俺、なんか明らかヤベェのに汚染されてるのか?」


 思わず両手を見て、震える黒狼。

 その様子を見て声を掛けるレオトール。


「どうした? 何か問題でもあるのか?」

「どうしようレオトール!? 俺何かに汚染されてる!?」

「な、なんだ? 落ち着け、貴様は鑑定スキルを持っているだろう? 其れでどの様な性質のスキルかみればいいだろう。」

「あ、たしかに。」


 若干の恐怖心を抑えつつ、役に立つのか立たないのかよくわかって居ないスキル筆頭の鑑定を扱う。


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鑑定結果:魔力眼

・魔眼を形成する苗床であり使用者が成長すればいつの日か魔眼が開眼するだろう。

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鑑定結果:深淵

・祝福しよう、貴方は深淵を開いた。


『逾晉ヲ上@繧医≧豁楢ソ弱@繧医≧濶ッ縺埼團莠コ繧』

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鑑定結果:呪術

・深淵に繋がる魔法、人ならざる存在が手にすることが多い。アンデットと友好的な関係を築きやすくなる。

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鑑定結果:環境適応(迷宮)

・迷宮内に存在するモンスターがなんらかのきっかけを元に手に入れるスキル、迷宮内での行動に補正が入る。また、迷宮内の存在と友好的な関係を築き易くなる。

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鑑定結果:自然破棄

・本来モンスターとは超自然的なモノ、だが其れに意図的に手を加え自然から逸脱するのであれば自然にとらわれない進化を行うだろう。

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鑑定結果:環境強化(迷宮)

・迷宮内においての戦闘行動に多少の補正がかかる。

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鑑定結果:汚染強化(深淵)

・深淵に類するモノから好かれやすくなり従来の進化を行うことが困難となる。

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鑑定結果:汚染強化(迷宮)

・迷宮内に安心感、満足感を覚え迷宮から出る意思が希薄となる。

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鑑定結果:強靭な骨

・骨が固くなる。

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鑑定結果:女神寵愛(闇)

・闇の女神に認識され寵愛を与えられたモノに与えられるスキル。基本的な人類種および他神に類するモノから嫌悪されその存在からのダメージが増える。

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「……、ハァ? 碌なスキルがねーじゃねぇか!? レベルも下がって耐久と魔力も削れてるし!?」

「どれ見せてみろ? ……ふむ、この様子では従来通りの進化は果たせなさそうだな。」

「いや、其れはいいんだけど。それより汚染系が怖すぎるんだが!? 絶対碌なスキルじゃねぇ!!」

「……、確かに碌なモノでは無いからな。」

「マジで!? 嘘だろ!! 最っ悪だぁ……。」

「そう絶望するモノでは無い、案外予期せぬ幸運に見舞われるかもだぞ?」

「要約すると?」

「探索に行ってこいって事だ。」

「デスヨネー、まぁ言われるまでもなく行く気だったけどさ。」


 そう言うわけで、黒狼はダンジョンを探索することにした。

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― 新着の感想 ―
Xの方から伺わせていただきました! こちらからも読ませていただきましたが、少なくともここまでの展開ではハクスラ的なストーリー展開と設定の開示という、この2本を見せることにこだわった潔い構造の物語だと…
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