Death98
「時間になった──! 皆──居るか?」
ぉぉ──!!
ガイウスが周囲に言葉を投げ掛けるとそれに応えるように声が沸き起こる。
24階層のボスに向けてのレイドパーティーだが、最大規模になっていた。
一番大きいのはやはり──。
「お前ら? いいな? ここでブランシェの力を──」
「ブランシェの力──と! 私たちの顔を覚えて貰いましょ?」
ねっ?
っと、隣でハンネスへとウィンクするセーレが居た。
あの2人の立ち位置は、あの雰囲気で確定しているのか周囲のメンバーはそれぞれやる気に満ちた表情になっていた。
「あんたらも覚悟はいいね?」
「当たり前でやんすよ! 姉御!! どこまでも着いていきます──!」
ヴァネッサのギルドも──うん。
通常運転らしい。
自分の方もナビとレイを見てみると、お互いに周囲の状況に苦笑いを浮かべながらもお互いに頷いて、これからの攻略へと気を引き締める。
生死の色に関しては──いつも通りだ。
仄かな死の色。
普通と言えば普通の色。
死の無い日常なんて無いから、いつも通りだと言えた。
けれども、ダンジョンの方からは少しだけ不快な雰囲気を感じられる。
「24階層のボス部屋までは今までモンスターを──エンジェル達を間引いている! いつも通り一気に駆け抜けるぞ!」
ぉぉ──!!
ガイウスが周囲を見渡して号令を掛けると、それぞれ周囲から声が再度上がる。
そして、僕たちは一気に24階層のボス部屋の前までダンジョンへと入っては攻略を始めるのだった。




