Death94
彼らはシュンとバル──。
掲示板では軽く知っていたが広大なアジアサーバーを統治した2人だ。
元からその器量やスペックが有ったが面倒くさがりというか、ムラがあるというか──。
いや、王たる器があるが自由人なのだ。
基本的には2人自身が絶対なのだけれども──。
ある日、ゲーム内のエンシェントドラゴン──古代龍のレイド戦の際にナビと共に4人で心を自然と通わせてしまって闘いに挑んでいたら──お互いを盟友となってしまったというか。
向こうから積極的に言い寄られるようになってしまったというか──。
「あぁ! 会えて良かった!」
「俺たちは俺たちで自分達の所で忙しいけれども、一緒になれる時は任せてくれよ?」
後はレイちゃんにも言ったけれども、シエルとナビの仲間なら──俺たちは盟友だ!
困ったら何でも言いな?
改めて、今は腰を落ち着けて近場の酒場で酒を呑みながら話していた。
ナビは少しだけ嗜んで、レイはジュースだ。
「それにしても──シエルはここまでどう過ごしたの?」
「なぁなぁ! 天国がモチーフなんだろ? エンジェルどう? それにそれ以上の──高位の天使は出た?」
2人から質問攻めに合いつつ、ナビと答えつつ。
時にはレイへと出会いの話をしつつ、2人はレイの境遇にいたく心を痛めていたり──2人を守るギルドのメンバーは訓練された、まるで王様を守る兵士のように外で見張りをしてる中──僕たちは長い夜を語り合ったのだった。




