Death90
『え──と?』
「ほら、あなた──ハンネス?」
わ、わぁ……てるよ──分かってる。
ある日の午前だ。
宿から出てエデンの村をぶらついていたら遭遇したのだ。
いや、誰?
って、言うことはなかった。
ハンネスだ。
ブランシェが攻略したのは例の掲示板の話や、むしろ攻略組感でも話題には上がっていた。
「よぉ? 久しぶりだな」
『いや、こちらこそ──?』
どこか、ソワソワしてるような慣れない事をしてる雰囲気で挨拶するハンネスを横目になってしまい──その隣の女性に目が吸い寄せられる。
「あら? 私に興味がお持ち?」
『え、えぇ──』
そうね──私はセーレというの? 宜しくね?
っと、軽やかに自己紹介と笑顔を浮かべてくる。
「む? ハンネス──?」
「あぁ! 分かってるって! 宜しく頼む」
反応のない自分を横目にセーレはハンネスをつついてはハンネスにフォローをさせて来ていた。
『わ、分かりました──』
「ふふふ、良かった!」
全く、色んな事があったみたいだったから邪険にされないか不安だったのよね。
っと、気持ちを切り替えたのかセーレさんは朗らかに笑いつつ言葉を話し掛けて来ていた。
自分もその朗らかな笑みに吊られて笑おうとした時に──。
「レイ様──!!」
っと、ハンネス達の後方から声が響いて来るのだった。




