Death83
「おいおい──なんだよ、これは……!!」
自分たちが降りた先は浮遊島──いや、神聖な宮殿? 教会? が見える。
そして、小島みたいに周囲には幾つかの島が浮かんでいる。
だが、どれも──ここ含めてその厳粛な厳かだろう宮殿や教会は崩壊していた。
そして、空は暗雲が立ち込めていて光は届いていない。
だが、視界は薄暗くだがしっかりと見えていた。
「ボスは……どこだ?」
誰かの言葉に反応したのだろうか?
ボコッと音が聞こえたかと思うと周囲から──オークが、ミノタウロスが……そして、オーガが土から出てきていた。
通常モンスターも道中よりワンサイズ大きい。
そして何よりも──ジェネラル。
ジェネラルオーガ
ジェネラルミノタウロス
ジェネラルオーク
が金色の鎧を纏って、この暗闇の中で唯一威光を放って存在していた。
「各自! ──散会!!」
ガイウスの声が聞こえる。
当たり前だ。
自分達を取り囲むようにモンスターは出現していた。
「おい! 動き始める前にどデカイの行くよ──!!」
「はい! 姉御!! 分かってます!!」
サンバースト──!!
ハリケーン──!!
自分達の周囲──敵を全体を薙ぎ倒す勢いで最上級魔法が発動する!
ヴァネッサといつも付き従っている子分の合わせ技だ!!
そして、いつも通り魔力切れを起こしているがギルドメンバーが彼らを囲んで護り始めていた。
「今だ──!!」
ガイウスの声がここぞと響き渡る──!
ぉぉぉぉ──!!
各々、ギルド単位で相対したモンスターへと討伐に向かう。
不聖域──!
自分達を中心に不聖域が展開される。
自分達と相対していたオーガの動きが一気に鈍る。
繰血──!!
そして、オーガの群れに血の槍が降り注いでいた。
ギョッ──! とした顔で何名かがレイへと振り向いていたが、レイは冷静に対処してはモンスターを屠っていた。
聖域──を展開したい所だが、そのリソースを割く余裕は無さそうだ。
ジェネラルオーガの威光がオーガ達の下へと届くと不聖域の効果を打ち消しているように見えた。
要はあの威光はモンスターオリジナルスキル──聖域的な効果を出しているのだろう。
──ッ!
それに気付いたのかナビが目の前のオーガを2刀を華麗に振るって粒子に変えては一気にジェネラルオーガへと駆け出していた。
サイコバインド──!!
ナビの駆ける先の周囲のモンスター全体にスタン攻撃を仕掛ける。
魔力操作と確率補正──そして、この目の効果で全体のスタンが大打撃としてオーガ達に与えていた。
そこをレイの血の槍が降り注いではオーガ達のMPを吸い上げていた。
そのまま自分もナビの後ろを確保して一気にジェネラルオーガへと駆け出して行くのだった。




