Death63
「シエル──あっち!!」
『見えた──!』
自分とナビが駆けていく先は抗争の中心地に近付いてるのか両陣営のメンバーが争っては粒子になったり、倒れ伏している。
それでも強いメンバーは中心地に行くほどに近付けないように両者が争っていたりする。
生死の目を用いて最短距離を隙間を縫うように駆けていく。
「あの二人──!!」
『あぁ、ブランシェのリーダー……ハンネス』
「あっちの子は知ってる──シエル……奥に!」
そこまでで充分だった、司祭と云われてる女の子の背後には司教と云われてる男性が見えた。
僕の目からはその司教を通してどす黒い色が周囲に展開してはクローフィメンバーへと纏わりついてるように見える。
怪しい──。
けれども……。
チラッと視線を司祭の女の子とハンネスの戦闘に目を向ける。
全体的な強さはハンネスだろう。
だが、あれは……運命をねじ曲げているのか凶刃の一手を受け流して司祭の女の子は反撃をしている。
けれども、スキルや能力はずっと続くわけでも無いのと集中力を持つとも思えない。
それに単純な能力や技量は司祭の女の子が押されてるのは明白だった。
「シエル!? あたしはどうする──!?」
『ナビ──! 司教を確保出来るか!?』
「わかった! やってみる!」
ナビが司教に向かう未来は大丈夫だと直感がある。
むしろ、ナビと立場を逆にしたら司祭の女の子が纏う死の気配が確定する未来を感じた。
助けないと──ナビと僕はそれぞれ駆け始めた。




