Death49
「見えてきたぞ!!」
ガイウスの声が聞こえてくる。
そして、小さな休息にも使えそうな広間には最後に引き連れて来たモンスターが流れ込んでくる。
こいつらを倒せば──!
休める!
周りの皆の気合いが入る。
そこからのモンスターは頑張ったが皆の良い経験値になった。
「運が向いてるのかも知れないな──皆休息を取ろう」
見張りのローテーションは決めてあった。
今回は魔物避けのアイテムが生成出来るようになっていたので、暫くは安全かも知れない。
まぁ、あくまでも避けだから。
来ることはある。
気休めみたいなものだろう。
確かに──こんなに早く来れるなんてな!
運が良かったぜ──。
ガイウスの言葉に触発されてか何名かが嬉しそうな声をあげていた。
ふと、視線を感じて見てみると。
ガイウスが意味深な目で自分を見てきていた。
あれは──バレてるのかも知れないな。
まぁ、良いかと思っておく。
元から僕の正体には気付いていたような素振りがあったのだから今更だと思うことにした。
「シエル──行けると思う?」
『うーん──』
ナビの言葉で意識を戻して14層のボス部屋の扉を見つめる。
想像してみたりするとある程度は生死の目が働くのだが。
ずっと一定の30位だ。
先ほどの行進とは変わらない。
『多分、行けると思うけれどもミスが命取りになるかも』
「分かった」
ナビも頷いて準備に入る。
自分も準備を始める。
皆が終わったら14層のボスとの邂逅だろう。
しっかりと準備をしていくのだった。




