Death48
「まったくイヤになっちゃうね! 弾けな!」
「流石姉御っ! 合わせるっす!」
ファイアストームとサイクロンが炸裂している。
魔法スキルレベルを一点突破で高めたのだと推察する。
どちらも上位魔法だからだ。
ただ、MPの消耗が激しいのか2人とも若干の息切れが見えた。
「あたし、手伝ってくる」
『気をつけて──!』
そんな2人のギルドにナビは助太刀に行く。
遠くから、やるね! お嬢ちゃん! って声が聞こえてくる。
出来ることやる。
そう決めた。
周囲の生死の色をかぎ分けていく。
サンダーバイト!
エアブラスト!
狙い……射ち!
「ぐぉぉ!」
支援している自分を脅威に認定したのか、オーガが俊敏に移動してきて自分を狙って斬りかかってくる。
見えてるよ──。
未来視と、各種バッシブも相互助け合って軽く避ける。
未来視とこの目の相性は抜群だった。
ほとんど、知覚出来る範囲なら対応が簡単になった。
『──はっ!』
そのまま弓状の武器を剣に変えて一刀両断する。
オーガは悲鳴を上げる事もなく粒子に変わっていく。
後少しだ。
後少しで14層のある程度のマッピングが終わる。
マッピングというよりは移動だろうか。
然り気無く誘導するように動いていた。
最短距離だったと思う。
後で気付くものは出てくるかも知れないが気にしない。
そんな余裕は無いのは皆の様子を見て分かっていたから。
生死の目からボス部屋の位置を把握していく。
そして、皆を誘導するように動き始めるのだった。




