Death47
「オーク、ミノタウロス──それにオーガ!!」
ガイウスの声がやけに響いた。
皆もゴクリと喉を鳴らす音が聞こえる。
パワーも強いがしっかりと魔法も遠隔、近接どちらもパーティーを組んで攻めて来ている。
ダンジョンは広い。
まるで戦闘させるのが目的のように。
くそっ……! 硬い!
シールドに受け止められて、そのままシールドバッシュされている者が居た。
『ヒール! ダークバインド!!』
男にヒールとシールドバッシュしたオークにはスタンと麻痺を掛ける。
正確に与えられて効果は最大限に出ていた。
すまない──!!
男はそのまま剣にてオークを両断する。
戦況はなかなか苦しかった。
進められない程ではない。
少し苦戦する程度だ。
『スネークショット──!!』
曲がりくねるように正確に鎧の隙間から数値100──心臓を撃ち抜く。
撃ち抜かれたオークは矢がバーストして周囲に火魔法を炸裂させる。
ハジマリの武器ならではの使い方だ。
矢は魔法で生成して射てばいい。
「シエル──! 円舞!」
僕の周囲に居た敵を円を描くように剣が舞い躍り一掃する。
躍ったのはナビだ。
『ありがとう助かった──』
「どうする?」
『行くところまで行くよ! 後はないからね』
「そう言うと思った! りょーかい!」
コールドフロア!
──敵の周囲の足下を凍りつかせて行動を阻害する。
「今だ! 魔法を放て!」
最適なタイミングでガイウスが指示を出して、モンスターを一掃する。
ありがとう──と口を動かしたように見えた。
手を挙げて応えて引き続き戦闘に視点を動かす。
間引かれて無いからこそ、多くモンスターが居るような感じに思えた。
基本は攻略しながらモンスターの出現率は一定になるのだが、最初だけは多いものだ。
そんな中を破竹のごとく進んでいく。




