Death44
「集まってくれてありがとう」
やっと、この時が来たか──。
待ってた。
いや、早く行かないとあいつらが降りてくるぞ?
目の前のガイウスが挨拶すると、それぞれの集まっているメンバーから声が上がる。
「後、残り1時間となった」
ガイウスが語るのは事実だ。
昨日の24時間前からクエストにて第11層の強制解放のお知らせが届いていていたのだ。
早くにダンジョン入り口は見つかったのだが、解放人数制限で足止めを食らっていたのだ。
条件はシェリル層への解放者の人数──規定数への到達だ。
残り1時間で丁度1年の経過になる。
それに合わせて目の前のダンジョンは解放される──一気に地上層の人のワープが解放されるからだ。
「皆、気をつけて行こう」
皆が頷いている。
何を気を付けるか?
解放後に一気に第15層を目指す予定なのである。
理由は色々とあるが……一番は今地上層で争っている巨大ギルドのブランシェとクローフィだろう。
皆の共通認識の鉢合わせたくないってやつだ。
僕たちは皆、その意識が強かった。
そこにガイウスの提案があって、こうやって集まっているのだった。
第15層へはレイドで行けるかもしれない。
これも賭けだった。
パーティー単位だった場合は助け合いが起こるだろう。
僕とナビはお互いを見て頷き合う。
残り1分──。
30秒──。
10秒──。
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そして、ダンジョンが活性化と入り口が解放されていく。
進入を塞ぐように存在していて、膜なようなものが消えていく。
「姉御! レイド出来ますよ!」
「あぁ! 運がついてるね! 行くよ!」
ガイウスもホッとした顔をしてるのか、彼をリーダーに皆でレイドを組む。
「では! 皆行こう!」
「「おおぉぉ──!!」」
そして、僕たちは第11層へと足を踏み入れる。
皆、レベリングも装備もスキルも出来ることまで整えている。
僕たちは行けるはずだ──!




