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Death36

長閑な村だった。

居る人もNPCがほとんどだ。

ちゃんと意識しないと本当に生きてる人と変わらないように生活しているので判断が難しいのが難点だったりする。


人によってはNPCガチ恋勢というのも生まれているのは掲示板で知っていた。

まるで人のように反応もするし恋もする。

結婚するぞ! と豪語してる人も居るくらいだ。


いつかはNPCと人の垣根は無くなるかも知れないな──。

そう思いつつ、生死の色を見定める。


『こっちか──』

「シエルー! 馬! 借りてきたよ!」

ナビがそう言いながら村長から馬を借りたのか2頭引き連れて来ている。


乗馬術は無いけれども──熟練度をあげて覚えていくか。

冒険らしいかも知れないな。

ちょっとワクワクも感じつつ、きっと自分を助けるべき何かがあるでだろう。


このハジマリの階層の果ての場所へと辿々しくも馬を操りつつ、僕とナビは進み始めるのだった。

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