Death31
「皆、休憩を──! ローテーションは前回と同じだ!」
ガイウスの声が皆に届く。
第10層に降りる階段前だ。
下手に階段には降りない。
どこからがボス部屋の扱いになるかが不明だからだ。
一応、自分の目からは階段部分は数値が5なので安心なのは確定しているが──周囲の数値も5~10とかで危険は少なそうなので特に行動は起こさないでいる。
「シエル? 大丈夫かな?」
『どうだろうね? 流石に入ってみないと分からないな──』
今回もレイドパーティーでのボスへの挑戦クエストだった。
基本的にゲーム時代の際はパーティー単位が基本で、何かしらのイベントの際はレイドパーティーがあったりした位だ。
第4層に限っても知ってる知識はパーティー単位であって、あんな総当たり戦では無かった。
気を引き締めないといけないな──。
皆、一様に緊張している。
理由は明確だ。
第4層が突破されたからだ。
ここで敗北するとどうなるかは分かる。
「大丈夫、俺たちなら行ける」
ガイウスがそう掛け声をあげる。
あぁ、俺たち行けるはずだ!
レベリングもスキルも整ってる!
姉御! 俺が盾になりますっ!
──周りから鼓舞する声が聞こえる。
「皆! 行こう!!」
そして、僕たちは第10層へと挑むのだった。




