Death213
「彼に──シエルに世界の改編の承認を了承します」
両手を失ってしまった神がそう口にすると、自分の脳裏にこの世界のありとあらゆるデータが渡されたのが自然と理解出来た。
『大丈夫そうです』
「そうか、良かった。だが──シエル、無闇に力を使ってはいけないぞ?」
『そうですね、今回だけです』
「なら、我からは言うことはない」
そう言って、タナトスは1つ頷いては周囲へと視線を巡らす。
「ここに我、タナトスは宣言する。無闇なゲーム、及び遊戯の使用を停止するように宣言する。もし、許容量以上の事をしている際は我らが止めに入るのと、それすらも反故にする際は今ここに居るシエルに止めに入って貰う」
タナトスが自分の名前を告げると、想像以上に場の空気が凍る。
それは賛成派も反対派も、様子見をする派閥からもである。
だいぶ、怖れられてしまったかな?
……まぁ、致し方ないだろう。
「では、シエル。我らはこやつらを連れて行く。端末はこの先のプライベート空間にあるはずじゃ、パスがあるならばお主だけ入れるはずだ」
『分かりました』
「では、な。お主に幸多からんことを──」
そう言って、タナトス一行は周囲の神々達を引き連れて元来た空間から出ていく。
そして、辺りには様子を見ていて固まってしまった攻略組メンバーと。
そして、ナビやレイ含む皆が残ったのだった。




