Death203
『イタタタ──』
「ちょ、ちょっと──早く、どいて」
「まっ、待っ──、ちょっと、どこ触ってるの?!」
「いや、お前のなんか触るところないだろ!」
「何を~?! 僕の何が小さいと言いたいのかな?!」
「いいから、早くどいてくれ……」
「す、すまない……、私も重たいのですが……」
「シ、シエル? あたしにちゃんと説明して!」
「わ、私もして貰いたいです……」
自分が一番下に下敷きになっている中、まぁ──いざこざはあったけれども、皆起き上がってくれては安堵のため息を吐いては……ナビとレイに詰め寄られている自分が居た。
いや、正確にいうとその後ろに居る皆も目線で訴えかけて来ていた。
『う、うん。 いや、ごめん……説明するから──』
そして、デーモンロードからの一件。
この世界の在り方、そして神たちの戯れ。
自分の現在の状況を話していく。
一瞬、話すのに周りを探ったが──。
どうやら、この世界は隔絶されているらしい。
神の目線というのも、存在も感じない。
──いや、最下層だと思われる……その場所からは神の反応……かなり弱いのを感じる以外は感じ取れなかった。
多分、この神が僕が会うべき存在なのだろう。
だからこそ、今なら話せるからとナビ達に改めて、状況を話すのだった。
「半神……? いや、マジか……」
「あぁ、それだったら──色々と説明つくか」
シュンとバルはステータスを見ながら頷いている。
ムシュタルは目を見張っては硬直している。
マリとリンは……ちょっと、動揺してるのか震えてる。
ナビとレイは……。
「あたしには話せなかったと?」
『神は常にあの世界だと見ていたから……』
「ここだと大丈夫なのですか?」
『目が無いというよりも……神も囚われてる存在しか最下層に感じるのみだから──』
うん、怒っていた。
いや、理由はあるから怒らないのだろうけれども。
それとこれとは違った意味で怒っていた。
とりあえず、頭を下げては謝るしかなかった。
「けれども……」
「これは不気味だな?」
「素材はなんでしょうね」
皆が落ち着いて、改めて状況を見てみると。
【xxxxxx】
ダンジョン名はバグっているのか表記はされていない。
周囲の状況は洞窟内をイメージしてるのだろうか?
最下層までは良く分からない材質で出来たダンジョンで構成されているみたいで、周囲は壁から発せられる灯りで明るく照らされていた。
「とりあえず、降りるしかないんだよね?」
「シエル君の話ではそうなるのですよね?」
リンとマリが自分の方を見てくるので、2人に頷いて応える。
そして、それに合わせて僕たちは僕を先頭に歩いて最下層へと向けて歩き始めるのだった。




