Death202
『こめん、僕は行かないといけない場所がある』
そう言い残して噴火口へと飛び降りる。
「えっ……?!」
「ちょっと──!?」
「何をしているのですか?!」
後ろからマリとリン、それとムシュタルの驚きの声が聞こえてくる。
だが、急がないといけない。
そう、予感──いや、直感が告げていた。
堅牢な扉は瞬間的に……、いや、このゲームクリアという世界の綻びが生まれた瞬間にしか出ないのかも知れない。
普段は隠されているようにも見えた。
そして、先ほど誰かがworld clearの大扉を潜っている。
それの意味するところはこの堅牢の……、いや僕が行くべき場所であろう所へ行くための手段が消えてしまうためのタイムリミットが始まってるということだった。
よしっ──。
無事に着地して、堅牢な扉を見やる。
普通は気付かないだろう。
いや、気付けないだろう。
ソッと、その扉へ手を伸ばそうとすると……。
「キャァァ──!!」
と、上から声が……突然の声に上を見上げると……。
ナビにレイに──いや、シュンとバル、ムシュタルにマリとリンまで自分の所へと飛び降りて来ていた。
『えっ──!?』
流石に不意打ちに近かった。
いや、自分がこの堅牢な扉に意識を割けすぎていた。
だから、皆を受け止めるのに身体を広げるという失態をおかす。
そのまま、皆を支えるように倒れては堅牢な扉へと接触すると──。
一瞬、堅牢な扉は大きく震えては自分の半神の神の性質だろう部分を認識したように思えた後に開いていく。
そして、その扉に雪崩れ込むように僕含めて皆が入った後に堅牢な扉は閉じては空間から──いや、世界から断絶されるのだった。




