Death200
「ガァァァァア────!!」
エンシェントドラゴンが世界を燃やすブレスを放ってくる。
それは普通ならば、掠りもすれば一瞬でプレイヤーの命をいとも簡単に刈り取るだろう。
けれども、それは普通の人間──プレイヤーならでだ。
本能的にもエンシェントドラゴンは焦ったのだろう。
明らかに最高火力といっても過言ではないブレスを放って来ていた。
チラッと駆けながら後ろを見やると何とか立っては武器を構えてるナビやレイら──と完全に戦意を消失してしまっていた、その他の攻略組メンバーらが居た。
僕を巻き込むように──いや、避けられないようにかな?
エンシェントドラゴンの目的はどこまでだかは分からないけれども、避けさせないように敢えて最大火力の広範囲でブレスを放ったのは正解だろう。
そして、この一撃で初手でトドメを刺そうとして来た事もだ。
ただ、一点だけエンシェントドラゴンは理解を及べて無かった。
僕は人ではあるけれども──正確には既に半神だ。
それは神にも迫る力があるのと、既にスキルや能力は全知全能だ。
それに生死の掌握する能力。
ブレスもある意味、生の塊である。
目を見開く──。
そして、余すこと無く──死の力をハジマリの武器に纏わせては注いでいく。
『ハァァァア────!!!!』
目の前に迫っていた強大なブレスをハジマリの武器を片手剣状にしては一気に切り裂く。
死の力を纏わせた──ブレスという魔法の核にもなる1点を切り裂くように振り切る。
「────!!!!!?」
切り裂かれたブレスはその箇所から分かたれては粒子となって消えていく。
そして、分かたれた先では──。
あぁ、ドラゴンも表情……いや、エンシェントドラゴンも感情はあるんだなと思う。
目を大きく見開いてはブレスを吐ききっては口を開けっぱなしで閉じることすら忘れるくらい驚愕しているであろうエンシェントドラゴンが眼前に迫って来ていた。
「グルァァァ──」
『させないよ──!!!!』
カタストロフィ──────!!!!!!
僕の十八番……いや、信頼する最大の攻撃。
カタストロフィを剣に濃密な死の力を注いでは一気に駆けてる足に力を込めてエンシェントドラゴンの開きっぱなしの口元まで飛ぶ。
『ハァァァア────!!!!!!』
そして、一気に技をエンシェントドラゴンの頭から尻尾までその巨体を半分に分かつように──切り裂くように叩き込む。
「ァァ────…………」
エンシェントドラゴンの叫び声は……、いや、咆哮は最期までは無かった。
カタストロフィの決まったエンシェントドラゴンは半分に分かたれてはその身を分かたれた箇所から粒子へと変わっていっていたのだから──。




