Death194
「グルゥゥゥ──!!」
階下へ降りては真っ暗な中に自棄に耳障りな唸り声が響き渡っていた。
なんだよ──。
なんだ、なんだ……。
どんどんと49階層に転送されてきた攻略組のメンバーの不安と焦燥の声が空間を埋め尽くしていく。
ソッとハジマリの武器を構えては音の発生源の方へと僕は剣を構える。
1体──?
いや、……どんな反応だ?
目の前の反応は不思議な反応だった。
1つの反応なのに、複数合わさったような不可思議な反応。
魂の輝きは3つ……。
慌てた神が早急にそして、絶望とエンターテイメントを意識しつつのボス──。
脳内でイメージをしてるなかで、全員が転送されたのだろう。
周囲の空間が明るく──いや、ぼんやりと照らし出されていく。
そう、やはり床はうっすらと透明になっており輝いている。
そして、その下には地獄の焔が燃え盛っている。
今立っている床の先は途中で終わっており、その下はその焔が燃え盛っている。
落ちたら終わりそうだな──。
下の方では死の気配が充満している。
そして、暗さが晴れていく中で音の正体が姿を現す。
「グルゥゥゥ──!!」
それは3つの首を持ってはそれぞれが僕達を睥睨しては来ている。
「ケ、ケルベロス──!!」
そうだ、ケルベロスだ。
誰かの叫び声に応えてか、ケルベロスが咆哮を上げるのは同時だった。




