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153/155

Death153

「ここ──?」

『だと思うけれども──?』

「何もない──です?」

ナビと自分──それにレイも首を傾げる。


目の前には何もない空間──。

いや、性格にはデータが存在しない?

エンド部分が存在していた。

良く言えば──ぶつ切りに景色が切られていて真っ黒になっているのだ。


『いや──けれども、確かに……ここかな?』

目を凝らして見ていくと、白い生の気配が纏まって……纏まって行っては1点に集中していく。

その1点を手のひらでそっと触れると──。


【Abxfxsh──インフェルノの祝xdfg……】

『文字化け?』

「「シエル──?」」

いや、でも答えは決まっている。


試練を始めますか?

はい←

いいえ


自分は──はいを選択する。


【試……xdfeg──招待されました】

【cdgfe──の下へ転送されます】


「「シエ──」」

『──!』

目の前が転送される現象が始まる。

ナビとレイが自分を呼ぼうとしていたが、自分も同じく転送され始める。

せめてとお互いに咄嗟に手を繋いで転送が開始されたのだった。

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