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15/155

Death15

先ずは先に進んだ方が良い──。


それはどのゲームでも共通だろう。

先発組とも言われたりするが、ある程度自由が利くようになる存在だったりする。

ただ、その道はリスキーだ。

強くなければ、センスが無ければ生き残れない。


けれども、自分にはまだこの目がある──。


他は皆と同じだけれども、知覚できる情報量が違う。

違うということは周りよりは選択の幅が違うということ。

デメリットでもある死の危険から、なるべく避けられるということ。


準備エリアに来てから数日、以前のゲーム情報だと充分な装備とステータスになっていると思う。

スキルポイントはなるべく貯めている。

ゲームの時と違う部分があり、この世界には熟練度というものが存在していて、それに応じてスキルポイントを使用しなくてもある程度溜まったら規定の数値からスキルを覚えて──更にスキルが上がっていっていた。

これは掲示板の方でも早くに見つかり、話題になっていた。


この頃になると、掲示板の方はカテゴリー分け等が追加されていた。


多分だが──神はこの世界は神の世界に接続されていると言っていた。

多分、神の方から世界のアップデートを行っているのだろうと自分の考えでも、掲示板の考察組も考えていた。


そして、そんな思案をしていると目の前の男が口を開き始めた。


「本日! ダンジョン解放の人数になり、遂にダンジョンが開かれる!」


今、自分達は広場に居た。

目の前に居るのは掲示板で集まりを求めていた男だ。


ダンジョンの解放というのが追加されていた。

それは準備エリアにて規定の人数が集まるのが条件だった。

本日はそれを満たして──男が感謝を述べるのと進入を宣言する場だった。

勝手に開いたら入れば? とも思うが──そんなことをしても意味は無いだろう。

逆にここまで計算していた者や、協力していた者に村八分にされて路頭に迷ってしまうのが見えていた。

ここに居るメンバーはそれを分かっているのだ。


「では! 行こう!」

男が合図をすると各々、ここからは別行動で入る人や、準備エリアへ戻る者も居る。


そんな様子を見ながら、僕は掲示板を見ていた。

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