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146/155

Death146

「──あちらもやられたか」

対面したアークデーモンは自分達を睥倪(へいげい)しつつ、そう呟いていた。


「こちらも──か」

こちらというのは自分達の周囲だろう──。

最後のグレーターデーモンが粒子となって消えていた。


「まだ、終わる訳には行かぬ──」

目の前のアークデーモンがそう呟くと周囲の死の気配が一気に……いや、全体が包み込むように濃くなっていく──。


『全員──!! ガードを──!!』

咄嗟に風魔法を使いつつ、呼び掛けていた。


「全てを焼き尽くし滅ぼせ──!! インフェルノ──!!」

目の前のアークデーモンがエリア内に漂っていたマナを全てソースにして大技を発動させていた。


だが──!

自分の呼び掛けに咄嗟に皆が反応出来ていたのか──後陣ではムシュタルとシュン、バルを中心にバリアを展開させていて。


こちらもレイ──マリとリン、そして僕はナビと中心にバリアを展開させる事に成功していた。


その瞬間──一気に視界は暗くなり、大きな魔力が炸裂──いや崩壊していた。


視界が戻った時には周囲は元のインフェルノエリア……に似たダンジョンに変わっていて──死の気配が払われていた。


「あいつは──どこに」

「消えた……?」

リンとマリの声が響く──。


そこにはアークデーモンの気配が消えていた。

周囲もその結果に戸惑っているような雰囲気が流れてきていた。



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