表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

140/157

Death140

真っ暗だ──。

いや、だが視界は見える──。

これはあの時と似ている──。

それぞれ、周りから声が聞こえてくる。


「──そこだな!」

「あぁ、そこだ──!」

その中でシュンとバルの声が響いて、2人の斬擊が光魔法を加えたのか光の斬擊となって空間の中を進んでいく──。


合っている──。

彼らは直感で引き当てたらしい。

でも、僕の目では数値として捉えている。


そして、10弱のその攻撃は一気に弾かれて消えていく──。


ククク──。

そして、何もないように見える空間から声が響く。


「挨拶もしない内にとは不粋だな」

そして、闇が形となっていき──。


アークデーモンとそこには表記されていた。


「さぁ、始めようじゃないか──」

パンっ──と手が叩かれると空間が割れてインフェルノエリア独特の地獄の業火が蔓延るエリアが形成されていく。


そして、アークデーモンに付き従うようにグレーターデーモンが──更にグレーターデーモンに付き従うようにレッサーデーモンが現れる。


「よし、お前ら行け──奴らの魂を献上しろ」

グォォオ──!!

と、アークデーモンの声に応えるかのように咆哮がエリア内を包み込んでいく。


そして、一斉にレッサーデーモンを前にグレーターデーモンも動き出して攻撃を仕掛け始めてくる。


「マリ──!」

「分かってる──!」

「細かい調整は私が引き継ごう──!!」


アブソリュート──ゼロ!!

超電磁界──!!

ヘブン──レイ!!


氷雪と電磁の世界が一面に広がり──そこに光の光線が炸裂す──。


「ククク──王の威厳!!」

グレーターデーモンから魔力を吸い上げたのを感じた──のも一瞬でアークデーモンから大きな結界が展開されたのは一瞬だった。


エリア全体が大きく揺らいだようにも感じる衝撃音の後にはレッサーデーモンが何体かは粒子となって散るなかでアークデーモンが展開した結界はヒビが広がっていたが──壊れることなく存在していた。


「行けっ──!」

その号令と共にデーモン達は一斉に攻撃へと転じる。


「なっ──!」

っと、驚いているのはムシュタルだ。

リンとマリの2人も少なからず、自身の最高峰の技を塞がれた事で動揺はしているようだったが──。


「──うけるわ! とりあえず、もう行くわ」

「おい、バル──! 俺も混ぜろ──!!」

その横を颯爽とバルとシュンが──挑発の声を交えながら飛び出して行っていた。


「なっ?! なんだって?!」

「────」

「マリ、行くよ──!」

「────えぇ、見せてあげるわよ! 本当の実力を!」

「ッ──! 計算の修正だ! お前達行くぞ!」

リンとマリは売り言葉に買い言葉か──バルとシュンに触発されて飛び出して行っていた。

ムシュタルは冷静に分析してはギルドメンバーを携えて、新たな攻略に取り掛かっていた。


「シエル──あたし達も!」

『あぁ、行こう──けれど……』

「どう、行けばいい? シエル?」

レイが自分を見てくる。

ナビもその声を待っているらしかった。


────。

道は確かにうっすらとは見えていた。

敵陣の真ん中を突っ込んでアークデーモンへと渡り合う生への道が──。


──ただ、そこの方向はシュンとバル、彼らに触発されたリンとマリが突き進んでいる。


『シュンとバルの突き進んでる方向──!!』

「分かった!」

「うん──」

ナビが双剣を携えて一気に駆け抜け始める──自分は中衛で、レイが後衛として動き始める。


同じくレッサーデーモンがこちらへと襲い掛かって来ていた。


そして、一気に最初の初心者や上級者ダンジョンにも見た。

人海戦術とも取れる戦いが幕を開けるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ