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Death14
『暫くはこの周辺でクエストを受けて経験値とSEED、装備を整えようと思う』
そう伝えてから、数日が経過していた。
この休息エリアにも人が疎らだが、増えて来ても居た。
その理由は東京エリアでの生き辛さだったり、この世界の最終クエスト──古代龍の撃破の為に動く者だったり、理由は様々なのだろう事は空気やら会話で分かっていた。
その頃、僕たちはダンジョン前の準備エリアへと向かっていた。
何も考えが無く行動してる訳ではなく、自分の瞳に映る数字を見て最善だと思う行動を取っているに過ぎなかった。
普通なら休息エリアに留まる判断をする人が多いのだろう。
けれども、自分の瞳には空間の数字が少しだけ上がって行っているのが見えていた。
良くない事が起こる前兆なのだろうと思って、危険が少ないダンジョン前の準備エリアへと向かうことを決めたのだった。
その判断も準備エリアへ辿り着いて過ごしてく中で、東京エリアから出てきたギルドが休息エリアで幅を利かせて独占するような動きを見せた事で──数字が上がっていった理由を僕は知るのだった。