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137/155

Death137

「さぁ、行きましょう──!」

「皆、行くよ──!」

「各自、入念なチェックを! もう戦いは始まっているぞ!」

ハイっ!

はい!

了解です──!!

それぞれ、声が周囲から聞こえてくる。


「お前ら? 邪魔はするなよ?」

「あぁ、俺たちの邪魔って意味な?」

は、はい──!

シュンとバルの方は──まぁ、あれだ……メンバー達が姿勢を正して2人にかしずいていた。


「俺たちは俺たちの出来ることをベストを尽くそう」

「あたい達もやることは同じだ──遅れを取るなよ?」

あぁ──!

分かりました姉御──!!

ガイウスとヴァネッサの方も……大丈夫そうだな。


クローフィ──ハンネスとセーレの二人が不参加なので今回の参戦は見送りになっていた。


「シエル? あたし達も──」

「うん、私も準備は大丈夫」

『共有化も──大丈夫だね』

うん──。

と、レイが頷いている。

3人のアイテムボックスはエデンの加護から共有化されている。

それを確認して、そっと手を重ねて気合いを入れ直す。


目をインフェルノダンジョンの入り口に凝らすと──数字が見えはするが、可能性は低い数字が幾つか現れては消えている。


大丈夫そうだな──。

今の所は大丈夫そうだと判断しつつ、視線を入り口付近に居るリンとマリ──ムシュタル達に戻す。


「では、作戦通り──一気に34階層まで行きます!」

「皆──気を付けてね?」

「何かあれば都度、報連相を心掛けてくれ──!!」

では、行きましょう!(行こう!)

マリとリンの声が響いて、周りからの声がそれぞれ返ってきてそれに頷いたマリとリンが先頭でダンジョンに突入していく。


僕たちは今回はしんがりに務めるようになる。

退却する訳ではないが──今回も一気に駆け降りようとなっていた。

なので、最後尾は追ってくる敵が居る可能性が高く臨機応変に対応出来る事が求められていた。

そこをお願いされた形だ。


そして、どんどん皆が入っていき──僕たちの番に……最後になる。


「シエル──行こう?」

「行きましょう」

『あぁ──』

ナビ、レイに頷きながらダンジョンに侵入する。


そして、34階層のボスの攻略が始まるのだった。

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