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131/155

Death131

「あ──!! シエルが手を繋いでる!!」

「なんですって!! ──って、あら? ……ごきげんよう?」

「──チッ」

リンとマリとムシュタル──いや、声を聞いた時から分かっていたが……全世界が繋がったことで彼、彼女らもいずれは来るとは思っていたが──。


「ちょっと──シエルから手を離しなよ! シエルは私のものなんだから!」

「はっ? 何を言ってるのかしら? リン? いつから頭が悪くなったのかしら?」

リンとマリは言い合いを始めて──。


「これはこれはいつも口うるさいムシュタルさんじゃないか」

「ちーす──!」

「……うるさい、うるさい、うるさいぞ! 連携もろくに取れない奴が──」

こちらはこちらでシュンとバルがからかいながら挨拶? をしていたが、逆鱗に触れたのかムシュタルのストレスが一気に掛かったのか今すぐにでも攻撃をしそうな程にムシュタルは憤っていた。


「シエル──」

あぁ、ごめんごめん──。

そう、不安がらせてしまったレイに謝りつつ周囲を見渡すと野次馬だった人だかりも危険な雰囲気を感じ取ったのか皆距離を取り始めていた。


「皆さん? いい加減にしてください──!!」

そんな中でナビが前に立って今しがた言い争いをしていた者達に叱責すると──。


「あれ? 姫じゃん?」

「ナビさん、お久しぶりですね」

「「あぁ、止め止め──ナビさん怒らせると怖いからな」」

「────良いでしょう」

リンとマリはどこか再開を嬉しそうに、シュンとバルは肩から力を抜いて──ムシュタルはため息1つ大きく長く吐いてから気を沈めていた。


「えっと──皆、久しぶり?」

「久しぶり~! 会いたかったよ! 会いたかったよね?」

「シエル、本当にお久しぶりで御座います。あなたの事はずっと調べていました──私……その……」

「シエル──! 俺達はとりあえず立ち去るわ! またね!」

「あっ、おいシュン──! シエル! またな! 面倒なのはごめんだわ!」

「あいつらは……いつもいつも──はぁ。シエル、お久しぶりです、元気にしてましたか?」

自分の声に多様な反応が返ってくるが──うん、シュンとバルは本当に駆け出しながら立ち去っていった。

その2人を追うように慌てて2人を追いかける護衛? の方々が多かったのが印象的だった。

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